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──────この感覚は、良くないやつだ。
ぷつり、と一瞬腕の皮が切れる音が小さく聞こえた。これ以上無理やり動かしてしまえば、私の腕は永遠に戻ってこないだろう。
硝子先輩がいればすぐ治ったのだが、今はそうも行かない。慣れてしまってはいるが痛いものは痛い。できるだけ怪我はしたくないものだ。
腕の力を抜くと同時に、勝手に動いていた私の足はピンクコートの彼の前で止まった。
悪魔の実の能力、だろうか。私が海の上で出会ったことのある能力者はローさん一人のため、その他の能力者に出会うのは海軍本部に来てクロコダイルさんに続き二人目だ。
“何か”が食い込んだ後の腕は、真っ直ぐに、赤い線が引かれていた。
『……糸、？』
「！！」
そう小さく呟くと、一瞬目を見開いた彼。「よくわかったな」と言いながら怪しげな笑みを浮かべている。どうでもいいから早く離してくれないかな。汗気持ち悪い。
「はぁ…ドフラミンゴ、その辺にしておやり。迷惑がっているだろう」
「……、チッ…お鶴さんに言われちゃあ仕方ねェなァ。ありがたく思え」
『はぁ、どうも』
なんかちょっと面倒な人だ、と思っていたのが返事にも出てしまい適当になってしまった。だがまぁ…もういいや、と失礼ながら立ち直らせてもらい、足早に会議室から退散した。
つ…と、一筋の血が流れる腕を見つめながら給湯室にお盆を戻し、自室へ向かう。
──────お腹空いた。少し早いけれどお昼ご飯を食べに食堂に行こう。何食べようかな。
なんて、私欲にまみれた考え事をしていた。多分、やっと旅を再開できる兆しが見えたことに安心していたのだろう。
昼食を終え、自室に戻ると、大男3人が机を囲んでお酒を
「ム。再度邪魔しているぞ、A」
「ア？…あァ、テメェか。女っ気のねェ部屋だなここは」
「お、さっきの嬢ちゃんじゃねェか。どうだ？一杯やるか？」
七海なら恐らく、不機嫌丸出しで「クソが」と言い捨てていただろう。
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遅くなりましたが、明けましておめでとうございます。2023年も雅さん共々よろしくお願い致します！
更新の方遅くなってしまい大変申し訳ありません。先日試験の方が終わりましたので、時間のある時にたくさん更新していきたいと思っています！
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ゆあ(プロフ) - 続き書かれますか？主様のめっちゃ好きなので楽しみにしてますね (3月2日 14時) (
レス) @page50 id: 976091bd0a (このIDを非表示/違反報告)
ちあき(プロフ) - 名無し50398号さん» 少しずつ更新を再開していくつもりです…！好きと言って頂けるだけでも嬉しいのにすっごくだなんて…とても嬉しいです！頑張ります！！ありがとうございます！ (10月24日 21時) (レス) id: 2fefdf0ec1 (このIDを非表示/違反報告)
ちあき(プロフ) - セツさん» ありがとうございます！！ぜひドキドキしながらお待ちください！頑張ります (10月24日 21時) (レス) id: 2fefdf0ec1 (このIDを非表示/違反報告)
名無し50398号(プロフ) - もう続きは書かないのでしょうか…すっごく好きな作品なので続きが楽しみです。更新、気長に待ちます！ (8月28日 1時) (レス) @page38 id: 73a8a7c4d7 (このIDを非表示/違反報告)
セツ(プロフ) - ワンピースのキャラ達とも着実にフラグが立ちまくってるぅ‥‥‥。七海と灰原とも一体いつ会うのか、ドキドキしながら読ませてもらってます！更新気長に待ってますので、頑張ってください。 (6月30日 20時) (レス) @page38 id: a9c1286aea (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちあき | 作成日時：2022年10月4日 18時
