【呪術廻戦】二級術師と大海賊時代【ONEPIECE】

呪術師とシャチ ページ14

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それから一日ベッドで安静に過ごしていた。その間食事は変わらずペンギンさんが持ってきてくれた。

次の日、船長さんからもう動いてもいいと言われ、いつの間にか洗濯されていた高専の制服に着替え、甲板に出た。船長さんからの話はしっかりされていたようで、すれ違う船員さんが声をかけてくれる。



警戒心を持って距離を取っている人もいるけれど、別に私も積極的に関わりたいとは思わないので何とも思わない。

ただまぁ、フードを被っているので顔が見えないからちょっと不審者感は否めない。






『あの、何か手伝うことはありますか』


「⋯？お、アンタキャプテンが言ってた子か。んーじゃあ、甲板の掃除手伝ってくれ。そこのモップ使って、ここから⋯あの辺まで、頼むぜ」


『はい、わかりました』






端に置かれていたモップを手に取り、黙々と掃除を進める。

たまに外に顔を出す白熊が気になる。とても気になる。しかも喋ってる⋯？？
大きくて毛皮がしっかりしているから、絶対もふもふしてるんだろうなぁ⋯触りたい。そんなことを考えながら手を動かす。



一緒に掃除をしている船員さん曰く、私が拾われるまでずっと海中にいて、久しぶりに浮上したから今日は大掃除の日なんだと。






『⋯確かに、彼、すごい生き生きと洗濯物を干してますね』


「あーアイツ、シャチな」






名前の通りの帽子を被って、サングラスをかけている彼、シャチさんは「陽の光！！天日干し最高！」と両腕を掲げている。

⋯⋯主婦？







「───んあ？」


『！』






手際よく干していくところをなんとなく目で追っていたら、視線に気が付いたのかシャチさんが私の方に振り向いた。






「ペンギンが拾ってきた子ってアンタか！俺はシャチ。掃除手伝ってくれてんのか、ありがとな」


『あぁ、まぁそういう約束なので⋯雅Aです。そろそろここ終わるんですけど、他にやることありますか』






バケツの中にモップを突っ込んで水洗いをしながらそう問いかけると、うぅん⋯と考え込んだシャチさんは、洗濯物を入れていた籠の一つを私に差し出した。

まだあるから持ってこい、ということだろうか。案の定、「残り干してる間に、まだある洗濯物取ってきてもらっていいか？」と。



二つ返事で了承し、山のように服を積み上げて持って帰ってきた。






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