瀬見英太 ページ6
英太くんと結婚して、もう8年。娘の一花も、もう5歳になる。
今住んでいるアパートも手狭になってきたため、もっと広い部屋へ引っ越す事に決めたのだ。
その為、昨日から荷造りをしているのだが……。
貴「もう！全然終わらない！」
うちはあまり物を買わない方だから、荷造りなんてすぐに終わると思っていたのに。
瀬「あははは。ほら、一花も見てごらん」
一「わぁ！みんなすっごく大きいね！」
先程から私の後ろではしゃいでいる二人。荷造りがなかなか終わらない原因はこれだろう。
貴「もう二人共！明後日までには片付けないといけないのよ！遊んでないで、ほら……」
瀬「だってよ、A。これ見てみろよ」
私の言葉を遮り、差し出された物。これは……。
貴「アルバム？」
瀬「あぁ。それも高校生の頃のやつ」
貴「へぇ、懐かしい！わぁ、みんな若い！」
瀬「だろ？」
私も英太くんと一花の側に座り、アルバムをじっくりと目にする。
貴「もう10年も前になるのね……」
英太くんと出会ったのが白鳥沢学園であり、仲良くなるきっかけとなったのがバレーなのだ。
一「ねぇ、この人がパパ？」
一花の示す先には若かりし頃の英太くんと、その横に無表情で佇む白布くんの写真。
瀬「そうだぞ。今と同じで格好いいだろう！」
そう言い、一花の頭を撫で繰りまわす英太くん。
一「うん、格好いい！でもこっちの人の方が、もっと格好いい！」
にこにこと笑いながら白布くんの方が格好いいと言う一花。
貴「ふふっ。たしかに白布くん、格好いいもんね」
仕様がないよ。と、英太くんの方を見ると顔を青くさせ、ぷるぷると震えていた。
瀬「っ、パパは許さないからな！」
一「パパどうしたの？」
がしりと一花の肩を掴み力説するも、一花には全く通じていない。
まったく、今からこれだと先が思いやられるわね……。
貴「ほーら、話はそこまで！さっ、早く片付けてしまうわよ」
瀬・一「「はぁーい」」
一花が結婚相手を連れてくる日は、そう遠くないかもしれない。
その時英太くんは、一体どんな顔をするのだろう。
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咲耶 - 麗蘭さん» コメントありがとうございます！そう言ってもらえて嬉しいです！のんびり更新になるとは思いますが、また是非お越しください！ (2017年2月2日 23時) (
レス) id: f98cce10d6 (このIDを非表示/違反報告)
麗蘭 - 初コメです♪最高っすね〜！特に、木兎がヤバイww更新頑張ってください(￣^￣)ゞ (2017年1月29日 19時) (レス) id: ec41353617 (このIDを非表示/違反報告)
偽メカクシ団 - ｼｴ「ファイト！((о(>∀<)о))」空人「死絵、相変わらず可愛いですね」ｼ「キャァァ！？Σ(° Д° ) 空人いつからいたの！？」空「さっきからいました」ｼｴ「そ、そうなの(まるで黒●のバスケの黒●君みたい…)」←作者さんがﾊｲｷｭｰの次にはまってるアニメです (2015年4月12日 9時) (レス) id: 49a87a4f6c (このIDを非表示/違反報告)
咲耶 - 偽メカクシ団さん» ありがとうございます（´ω｀＃）自分のペースで頑張りたいと思います！ (2015年4月11日 9時) (レス) id: 99f977ff75 (このIDを非表示/違反報告)
偽メカクシ団 - ｼｴ「ありゃりゃ…そうなんだ〜…(´･ω･`)」よっすぃ〜(作者)『(可愛い〜…じゃあなかった)うーん大丈夫だよ、少しずつやればいいから』ｷﾄﾞ「(ﾖｼｻﾞﾜ…()の中が)そうだな少しずつ殺ればいいからな」よ『！？ｷﾄﾞ字が違う』ｷﾄﾞ「あ、つい」← よ『えっ』 (2015年4月10日 22時) (レス) id: 49a87a4f6c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：咲耶 | 作成日時：2014年9月23日 12時
