40話 ページ42
木の上には、一人の少年が立っていた。
誰?
でも、私達があんなに手こずったのにそれを一瞬で終わらせちゃうなんて何かなぁ。
やるせない感じが胸にたまる。
「ありがとうございました。ボクはずっと……確実に再不斬を殺す機会をうかがっていた者です。」
少年は、小さくお辞儀をする。
「確かそのお面……お前は霧隠れの追い忍だな……。」
「追い忍って、何ですか?」
「そう、ボクは”抜け忍狩り”を任務とする霧隠れの追い忍部隊の者です。」
私達とそう年は変わらないはずなのに、どうしてこう差があるんだろう。
あっという間に終わっちゃって。
なんか、やる気失せるなぁ。
「なんなんだってばよ!!!お前は!!?」
ナルトが少年を指さして叫ぶ。
「安心しろナルト。敵じゃないよ。」
「ンなこと聞いてんじゃねーーの!オレってば!!
あのザブザが…あのザブザが殺されたんだぞ!!あんなに強えー奴が…
オレと変わんねぇあんなガキに簡単に殺されちまったんだぞ!
オレ達バカみてーーーじゃん!納得できるかぁ!!」
確かにそうだけど……!
でも、終わってしまったことを後から後悔してもしょうがない。
「この世界にゃお前より年下でオレより強いガキもいる。」
カカシ先生より、強い……。
少年は、再不斬の死体に移り再不斬を肩にかけた。
「ボクはこの死体を処理しなければなりません。
何かと秘密が多い死体なもので……。
それじゃあ、失礼します。」
そして、タズナさんを家まで送ろうと思ったときにカカシ先生が急に倒れた。
どうやら、写輪眼の使いすぎらしい。
はぁ……まあ、私達を守ってくれたんだから感謝しないとね。
「お疲れ様です。」
こうして、私達はタズナさんの家に向かった。
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作者名:ソーダラムネ | 作成日時:2018年11月18日 23時