【NARUTO】いやだから……… (ページ4)

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3話ページ4

「あ！」
「ん？」
急にナルトが思いついたように立ち上がった。
「なぁなぁ！俺の似顔絵描いてくれよ！思いっきりイケメンに！」
キラキラした目でこちらを見てくる。
「うーん…。元が整ってないから、どうかな？100倍くらい美化したらイケメンになるんじゃない？知らないけど。」
「A……。言葉がきついってばよ………。」
ナルトの反応に笑いがこぼれる。

「じっとしててね…。」

さっきはあんなこと言ったがよく見ると結構整った容姿だ。
青い瞳を興味津々に光らせて。
笑顔は暖かくて。

なんか、いいな。

不意に、そんなことを思った。

「できた！」
「お！どれどれ……。やっぱりうまいなぁ！Aは。」
照れなくもない反応。素直だなぁ。
「えへへ。でしょでしょ。」
頭を掻きながら言う。
「…！Aだって、自惚れるなよ。」
「いやだって、事実だし。」
サラッと答える。実際そうだと思ってる。

「なぁなぁ！」
この声のトーンは上がっている。
「今度は何？」
「たまには修行しようってばよ！」
「…えぇ、、」
ものすごぉーく嫌だという目でナルトを見る。

「な、なんだよその目は…。」
「はいはい。じゃあ30分後に起こしてね。」
「ちょ！ね、寝るのかぁ！長いってばよ！」
「じゃあ10分……。」

ここは土地の寝心地が良い。
日当たりも良くって。
すぐ眠れられる……。

「A、いつもありがとうだってばよ。」

……こちらこそ。