【NARUTO】いやだから……… (ページ26)

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25話ページ26

ｸﾞｰｷｭﾙﾙﾙﾙ

はぁ。

ナルトは丸太ゆきにされ、私達は座っている。

皆鈴を取るのに失敗したようだ。

うちはくんでさえ取れないのに……無理に決まってる。

「おうおう。腹の虫が鳴っとるねぇ君たち。ところで、この演習についてだが……ま、おまえらは忍者アカデミーへ戻る必要もないな。」

えっ……どういうこと？
ナルトとサクラちゃんは喜んでるけど、下忍になれるって意味なの？

私は鈴を取れていない。

こんな簡単にいくはずが……

「そう。4人とも……忍者をやめろ！」

どうして……。
私達に衝撃が走った。

「忍者やめろってどういうことだよ！そりゃさそりゃさ確かに鈴取れなかったけど……何で辞めろまで言われなくちゃなんねぇんだよ！」

「どいつもこいつも忍者になる資格もねぇガキだって事だよ。」

資格がない？
いくらなんでもそれは……。

うちはくんが攻撃するがねじ伏せられる。

「だからガキだってんだ。」

迫力が凄い。
反論したいのに言い返せない。

「お前らぁ、忍者をなめてんのか？あぁ？なんの為に班ごとのチームに分けて演習をやってると思ってる！」

「えっ？どういうこと？」

「つまり、お前らはこの試験の答えをまるで理解していない。」

「答え？」

「そうだ。この試験の合否を判断する答えだ。」

「だから、さっきからそれを聞きたいんです。」

「たくっ、お前らの脳みそはおからかあぁん？フォーマンセルの意味分かってんのか？」

珍しく怖い。本当に凄い迫力だ。

「ああっもう！4人1組がなんだってばよ！」

「それは、チームワークだ。」

チームワーク？

「つまり、協力し合えと？」

「その通り。だが今頃気づいても手遅れだ。4人でくれば…鈴を取れたかもな。ま、残念だったなー。」

「なんで3つしかないのに、チームワークなわけ？こんなんじゃ、仲間割れよ！」
サクラちゃんの言う通り。

「もしかして、わざと仲間割れをさせるようにして私達のチームワークを見る演習だとしたら…。」

「その通りだ。A。この状況下でも自分の利害に関係なくチームワークを優先できる者を選抜する。それが目的だった。それなのにお前らときたら！」