24話 ページ25
「うわあああ！」
っ！サクラちゃんの声だ。
助けに行ってあげたいけど、場所が分からないもんなぁ。
近くだったら助けに行けたんだけど……。
でも、一体何が起こったんだろう。
まぁ、カカシさんがここに来ればいいんだけどね。
しばらく経って来なかったらもう少し場所を変えよう。
来ないなぁ。
トラップでも作っとこうか。
いくつかのトラップを作ったけど、カカシさんがここに来なきゃ意味ないよなぁ。
呼び寄せればいいんだけど……。
あ、近くの木に鳥がいる……。
そこにとび移れば、鳥が逃げたことでここが分かるかもしれない。
でもなあ、トラップ成功するか分かんないし。
失敗した場合どうしたものか。
でも、いまみんなの状況がわかんない以上鈴を奪われるのは何としても避けたい。
よし！
私は鳥のいる木にとび移った。
あ！予想通りきた！
木をとび移って来てるな……。
だったら、隠れみのの術で地上にいてトラップの場所に来た所を狙おうか。
緊張するな。
今だ！咄嗟に縄を切ってトラップを発動させる。
「トラップか！」
このトラップは、クナイが飛んでくるからきっとカカシさんは地面に降りるはず……！
カカシさんはクナイを避けるため、地面に降りた。
その隙を狙う！
その瞬間に私は木の上に立ち、地上のトラップの方の縄を切るため手裏剣を投げた……。
手汗がヤバいな。
「ええっ！！」
投げた手裏剣は変な方向に行って縄を切れなかった。
そして、後ろに気配を感じる。
「やっぱAは手裏剣投げるの上手くないよね。いっつも肝心な時に力を発揮できていないんだから。」
「やっぱりそうですよねぇ……あはっ。」
「お前は油断して隙をつくりすぎだ！そら！」
「え？うわぁ！」
地面に落とされたと思ったら縄を切られ自分のトラップに引っかかる。
ううっ。
上忍相手に勝てるわけないじゃん！
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作者名：ソーダラムネ | 作成日時：2018年11月18日 23時
