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11話 ページ12

「いいか、ナルト。お前は前回も前々回も、卒業試験に落ちているんだ。悪戯している場合じゃないだろ馬鹿野郎!」

アカデミーではイルカ先生が怒鳴っていた。

あーあ。

怒られてるよ……。

こういう、嫌なことになるから辞めればいいのに…。

ほらほら、すごく睨まれてるじゃん。
その目がこちらに向く。


「今日は変化の術の、復習テストだ!既に合格している者も、並べぇ!」
げっ!
テストの復習なんてやだなぁ。
「面倒くさ……。」

奈良くんみたいなことをつぶやく。

いやだって、そうでしょ。


「「えー!」」
ほら、みんなも嫌がってる。


「春野サクラ、いっきまーす!変化!」
ボンッ!

わぁ…。ちゃんと出来てる。まぁ、私も多分出来ると思うけど。
可愛いし頭も良くて忍術も上手で羨ましいな…。

「次、うちはサスケ!」
ボンッ!
さすが、あのうちは一族。
何においても優秀…。

「次!うずまきナルト。」
「たくっ。めんどくせー。」
「みんな、あんたのせいよ。」
ほら、いのちゃんと奈良くんにも言われてる。

私はただ、ナルトを見る。
物凄い怖い目で。

「A……。そ、そんな目するなってばよ。」
「……あぁ、ごめん。ナルト、頑張ってね。」
「なんか、笑顔がこわい……。」

「変化!」
お!

「うっふーん♡♡」
うわぁ……。どこで覚えてきたのよ。そんなの。
イルカ先生は鼻血出てるし。

「あーはっは!どーだ!名ずけて、お色気の術!」
「この、大馬鹿者!くだらん術をつくるなぁ!」



ほら、こんなことになる。

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作者名:ソーダラムネ | 作成日時:2018年11月18日 23時

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