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まだまだ平気、大丈夫。
そう思っていたけど平気じゃなかった。
胸の苦しさで目を覚ましたら
収まりそうにない目眩。
やっと収まって洗面所に行けば
自分でも引くほどの青白い顔。
ははっ……って。
情けなくて乾いた笑い声だけが部屋に響く。
今日も明日も1年生は健康診断で授業はない、
それだけが救いだった。
職員室で自分の仕事をしてればよかった。
ただ、保健室では休めない。
『智くん行くよ』
迎えに来た潤は、驚いた顔で
フラフラする身体を支えて。
やっとの思いで玄関まで来たのに
あっという間にリビングまで戻された。
テレビ台の横にある薬台から
体温計と血圧計を持ってきて。
ついでに翔くんにも電話を掛けていた。
直ぐに翔くんが飛んできて、
下に車回してあるから。
『低すぎでしょ！』って若干引いてる
潤が二宮先生に電話をしたら。
15分酸素吸って落ち着いてから病院、
そう言われて大人しく酸素に繋がれた。
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作者名：さとか | 作成日時：2018年8月23日 21時
