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22歳、秋。 ページ30
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夏は遊びに行くことも無く、
何度か海に出かけるぐらいで。
あとは翔くんと一緒に勉強して。
2人とも無事に合格した。
教員免許、というものを手にして。
次は就職だ、という時に。
潤も来年からは保健室の先生だって。
保健室の松本先生だねなんて。
茶化しながらみんなで喜んだ。
お互いの夢を叶えられることを喜びあった。
二宮先生だってなっちゃんだって。
みんな喜んでくれたのに。
『ねぇ、智くん。俺さ……』
いつだって一緒にいてくれて。
受験だって実習だって。
辛い時はいつだってそばにいてくれた
………翔くんが、
『就職するの、辞める』
そんなことを言い出した。
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作者名：さとか | 作成日時：2018年8月23日 21時
