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『今日から実習でお世話になります』


『富士岡夏海です』



『よろしくお願いします!』



初々しく白衣に身を包む学生さんだった。
2年生だと言っていたから同い年で。


『学生はこれが実習なんです』って。



よく部屋に来て話をしていた。



スケッチブックに似顔絵を書いたり
いろんなことを話して、


たまに翔くんや潤くんが来ることもあって。



『可愛い子じゃん?』



なんて。翔くんに茶化されたりもした。



……だけど。
絶対に好きになっては行けなかった。



きっと、悲しい思いをさせてしまうことのが
多くて、幸せに出来ないから。



いつだって優しく笑う彼女を
好きになんてなってはいけない。



笑顔を奪ってしまうことになる、


好きな人に好きだと言えない、
自分の運命を恨んだ。

・→←20歳、秋。



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設定タグ:病系 , お山じいまご天然大宮 , 嵐大野智   
作品ジャンル:泣ける話
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作者名:さとか | 作成日時:2018年8月23日 21時

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