情熱 ページ3
｢私は猗窩座さんが好きです。
世界で一番愛してる。普段眠そうにしている授業も煉獄先生の歴史だけはちゃんと起きているところとか煉獄先生に向けるキラキラした瞳とか、まぁちょっと嫉妬しちゃいますが煉獄先生のこと大好きですよね、猗窩座さん。そんなところも可愛くって好きです。煉獄先生を見ているときの猗窩座さんは皆と違って表情がコロコロ変わるところがとても面白い。あと密かに冨岡のことも好きなんですよね?この浮気者め。でもすきです。冨岡に注意されたくて、気を引きたくてマニュキュアしたりピアスしてくるの最高に大好きです。かまちょかよ尊いな。でも早期服装チェックのときはちゃんとすっぴんにしてくるとこ偉すぎてぴえんです。まぁ何が言いたいかと言うと私は猗窩座さんが最高に大好きだということなんですよ。煉獄先生よりも冨岡よりも私のこと好きになってくれますか猗窩座さん」
｢いいから黙ってくれないか あと義勇のことを冨岡と言うな殺すぞ」
｢やだっ…ブーメラン超可愛い ちゅき」
｢『おばみつ』の蜜璃か」
｢おいしいですよね、あそこ。蜜璃ちゃんにまた会いたいなぁ」
俺が何を言ってもことごとく話題をそらし俺に愛を囁く女。
もしこいつが女じゃないプラス恋雪の妹じゃなかったら童磨と同じくらい嫌いってところだ。
ちなみに『おばみつ』というのは近所の定食屋だ。
蜜璃はそこの亭主の妻である。
｢あ、狛治さんと姉さんだ」
｢………あぁ」
｢……うちらも早く帰りましょう」
｢A……」
｢はい?」
｢俺、狛治になりたかった」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 17人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：山口 | 作成日時：2020年12月6日 9時
