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逃げたもん勝ち ページ10

簡潔に言おう。

授業は訳が分からなかった。

読めない字は魔法で何とかした。

自分なりにちゃんと受けた、つもり。

けど、意味わからんかった。以上。

で、現在地放課後食堂にて。

因みに今はグリムしかいないため

スイッチを切っている。故に無表情。


『そういえば、僕もグリムも昨日から何も食べてない。』


グリム「ふな…お腹すいたんだぞ。」


『トラッポラが来たら、購買か何かないか聞いてみようか。

何食べたい?』


グリム「ツナ缶!ツナ缶がいいんだゾ!」


『うん、いいよ。』


ここに来る前に学園長に会ったから

自分の持っていたお金が使えるかどうか聞いてみた。

答えはYES。問題なく使えるらしい。

だから、ご都合主義が過ぎる。

といっても、そこまで額があるわけじゃないし。

この世界に銀行があればいいけど。

無いならバイトでもしないと。


『…というか、トラッポラ遅いな。』


グリム「あいつ…まさかサボる気じゃ…」


『ありえるね、探してみようか。』


あ、あともう1つ補足。

僕とトラッポラは同じクラスだった。

だけど、最後の授業がクラスを2つに分けて受ける授業だったため

この食堂にはグリムと二人で来たのだ。


グリム「でも、この学校馬鹿みたいに広いから

宛もなく探すのは大変なんだぞ。」


『馬鹿だな。普通に考えればわかる。

グリムなら、この窓拭きをサボるとしたらどこに行く?』


グリム「そりゃ、あの学園長に見つからねぇために

家に帰る…あ!」


『そういうこと。

確か、各寮に繋がる鏡がある鏡舎ってとこがあったはずだから

そこに行ってみようか。』


グリム「そうと決まれば急ぐんだぞ!」


『ちょっと待ってスイッチ入れるから。』


猛スピードで走っていくグリムと並走しながら鏡舎に向かった。

何故かグリムには怯えられたけど。

そして、鏡舎の中に入ると

案の定、鏡を潜ろうとしているトラッポラがいた。


『見つけたよ〜トラッポラ〜?』


エース「げっ…もう見つかった。」


グリム「お前〜!待つんだゾ!

1人だけサボるなんてズルいんだゾ!

俺様だってサボりたい!」


『え、そこ。』


エース「ハッ、待てって言われて待つバカがいるかよ!」


そう言うと、鏡の方へ走っていく。

その先には、目尻にスペードマークが書かれた

いかにも『優等生』と言った感じの

黒髪の男が立っていた。


『すみません、その人捕まえてください!

掃除をサボる悪い人です!』


「えッ!?」


生憎、私はそう易々と自分の魔法を使う気がないんでね。

優等生→←気味が悪い



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れぃと(プロフ) - 続編移行の部屋がめっちゃ好きッスわwww (2021年8月2日 3時) (レス) id: 40283c6b11 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:天空の巫女 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/TENMIKO/  
作成日時:2020年12月30日 22時

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