その監督生、よく落ちる。【ツイステ】 (ページ46)

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友人との食事ページ46

エース「おーいA～？

なんかデュースの奴が超ニッコニコで戻ってきたんだけど何がー…って、何してんの？」

デュースが戻った後、買ってきたものを整理して

とりあえず夕飯を作ろうとキッチンで準備をしていると

ジャケットを脱いで、ネクタイを外し

制服を着崩したエースがキッチンにやってきた。

『何って…料理だけど。』

エース「お前昨日のタルト作りのとき自分が料理できないって自覚しなかったわけ？」

『…う。』

エース「…つか、どうみても一部の材料が夕飯って感じじゃないんだけど。」

『あぁ、それ以外も買ってきたから…そうだ、冷蔵庫にしまわないと。』

エース「はぁ…しっかたねぇなぁ。優しいエース様が手伝ってやるよ。」

『ホント？ありがとう。』

エース「別に。クソマズい夕飯が嫌なだけだから～」

そう言いながら、手際よく余計な材料を冷蔵庫にしまっていった。

こういうときのエースの要領の良さはいいな。

そのままじっと見つめていると、「お前も手伝え。」と言ってデコピンされた。痛い。

『…痛い。』

エース「手伝わないお前が悪いんですぅ。

ほら、早く夕飯作ろ。」

『はーい。』

エースに手伝ってもらいながら、何とか料理を完成させ

待っていたグリムとデュースと共に夕食を取った。

やはり男子高校生(と魔物)。食欲が旺盛すぎる。

見てるこっちが吐きそう。

『…僕のも食べていいよ、グリム。』

グリム「ふなっ！？いいのか！？」

『うん。あんまり僕食べる方じゃないのに

三人が食べてるの見てるだけでお腹いっぱい…』

エース「お前ホント小食にもほどがあるだろ…」

デュース「それでもつのが不思議だな。

男女の差があるとはいえ、お前はその中でもかなり食べない方なんじゃないか？」

『うーん…ここに来る前にまともな食事をとってたことの方が少ないし。

あんまり食べると食費かさむからなぁ…』

エース「へぇ、お前ひとり暮らしかなんかしてたんだ。」

『…いや、普通に実家にいたよ。』

エース「え。」

『…？』

エース「あ～…この話止めね？

明日の作戦会議しようぜ！」

馬鹿でもわかるほど明らかに話を逸らされた。

…ダメだ。エースの前だと気が抜けて素が出てしまう。

普通、じゃないとわかっているのに。嫌なのに。

『…僕、ちょっとやることあるから。

食べ終わったら食器キッチンに持って行ってね。洗うから。』

デュース「あ、あぁ…」

エース「手伝う？」

『大丈夫。』

さて、今日は寝れると良いな。