その監督生、よく落ちる。【ツイステ】 (ページ16)

今日:30 hit、昨日:20 hit、合計:101,994 hit

魔法戦線ページ16

『＿＿＿＿っていう作戦なんだけど…どう？』

エース「へぇ、いいんじゃねぇの？」

デュース「あぁ、それなら行けそうだな。」

グリム「お前、頭いいんだゾ。」

『普通に考えたらわかるじゃん、頭弱いなぁ。』

エース「わかった。苛つかせたのは謝るからその毒舌攻撃止めて。」

作戦を伝えたところで、3人と1匹で洞窟に戻った。

もう足の機能はあいつに返してるから、少し気を引き締めていかないと。

『じゃあ、グリムよろしく。』

グリム「うぅ…こわ、いや…何でもないんだぞ！」

グリムが洞窟の中に飛び込んでいってから、数秒後。

先ほどまで僕たちを追い詰めていた怪物の声が

段々と、近づいてきてその姿を現した。

よし、ここからは僕の仕事だ。

「グルルルル……ガエレェェェェエェェ！！」

グリム「ギャッ！来た！！A～！」

『ほら、こっちだぞ化け物！！』

グリムに向いていた意識をこちらに向けて

洞窟からなるべく引き離したところで

追いかけてきた化け物と向き合った。

『ミスるなよ、トラッポラ、グリム。』

エース「わぁってるよ！

ほら行くぜ、特大突風！」

『風の魔法…風の魔法…ほらっ！』

グリム「アーンド・グリム様ファイアースペシャル！ふな"ぁ～！！」

グリムの青い炎が、僕とトラッポラの風で煽られて

バーナー並みの威力で、化け物の体を焼いた。

ホント、石像を焼いた時にこの火力が出なくてよかったなお前ら。

エース「ハッ、グリムのしょぼい炎も

俺の風で煽ってやればバーナー並みの威力だぜ！」

グリム「ショボくねーっ！

ほんっとにお前、一言を多くてムカつくんだゾ！」

グリムとトラッポラの言い争いは無視。

後は、デュースが何とかしてくれれば。

デュース「僕が知っている中で、一番大きくて重いもの……

いでよ、大釜！！」

化け物の上に、昼間にトラッポラの上に落とされたものと同じ大釜が落とされた。

そして、化け物がひるんでいるうちに、僕以外の奴らに洞窟の奥に魔法石を取りに行ってもらった。

多分、こいつはこんなんじゃ倒せていない。警戒しておかないと。

「オデノ…オデノイシ…ィィィ…！！」

『諦めが悪いよ…お前。

どうしてそこまであれに執着するのかわからない。

大事なものなの？大事なものがある奴にはそれが普通なの？

じゃあ、わからないや。

僕、大事なものとか全部無くしちゃったし。

だから、その普通は真似しなくていいよね。

ばいばい。『偶像の崇拝者』(ﾗｲ・ﾄｩ・ｳｧｰﾙｼｨﾊﾟｧﾙ)』

君の命を、僕に頂戴。