共同作戦 ページ15
エース「っつうか、さっきのあれ何!?
あんなのいるなんて聞いてないんだけど。」
デュース「ただのゴーストではなさそうだったな。」
エース「もうあきらめて帰ろうよ。
あんなんと戦うくらいなら退学で良いじゃん、もう。」
デュース「なっ!?ざっけんな!
退学になるくらいなら死んだほうがましだ。」
二人とも相当気が立っているのか、軽い…のかは置いておいて口喧嘩を始めてしまった。
というかデュースどうしたお前。見た目なのか、やっぱ見た目優等生なのか。
デュース「とにかく、僕は何とかしてアイツを倒して魔法石を持ち帰る。」
エース「だぁかぁらぁ…お前さー
シャンデリアの時と言い実は相当馬鹿でしょ。
さっき全然歯が立たなかったくせに、「なんとか」ってなに?
何度やったって同じだろ。」
デュース「何だと!?お前こそ……!」
グリム「まぁた始まったんだゾ。」
グリムが何とかしろという目線を向けてきた。
まぁ、正直今言い争われると思考が乱れるからやめてほしいのも事実。
仕方がない、とめるか。
『トラッポラ、デュース。』
エース「あ?何、今お前に構ってる暇…」
『黙ってくれない、耳障りなんだけど。』
デュース「…ッ!?」
簡単な話、スイッチを切っただけ。
人は、急に目の前の人物が豹変したらびっくりするでしょう。
『さっきから大人しく聞いてれば、二人とも感情任せに喋ってるだけで論理的じゃない。
デュース、僕だって退学なんてごめんだ。居場所は失いたくない。
だけど、何の考えもなしに挑んだところで無惨に殺されるだけ。惨めにね。
トラッポラ、お前は達観しすぎ。
妙に上から目線の癖に碌にアイデアも出さずに即諦めて…
人が必死になってるのを否定するのは、僕好きじゃない。
そのまま無駄な言い争いして、時間を浪費するんだったら
全員仲良く、退学ってことで。』
グリム「…コイツ、中々きついこと言うやつなんだゾ。」
エース「…じゃあ、どうしろって?」
『使えない脳みそだな、協力しろって言ってんだよ。』
エース「ハッ、協力?だっさ。
そんな寒いことよく真顔で言えんね。」
『じゃあ、みんなで一緒に退学しよっかぁトラッポラぁ?
初日から退学とか、死ぬほどダサいし寒いけど。』
クスクスと笑って見せると、トラッポラはバツの悪そうな顔をした。
それはデュースも同じようで。
これは都合がいい、ここからなら自分でこいつらを操作できる。
『ふふっ…みんなで頑張って魔法石、持ち帰ろうね。』
あぁ、気持ち悪い。
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れぃと(プロフ) - 続編移行の部屋がめっちゃ好きッスわwww (2021年8月2日 3時) (レス) id: 40283c6b11 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:天空の巫女 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/TENMIKO/
作成日時:2020年12月30日 22時