45th≪主さん、風邪ですよ≫ ページ10
A「ゴホッゴホッ……喉いだい…」
蛍丸「完全に風邪だね……今日は大人しくしてて」
A「え”−…だんどうだぢどあぞぶやぐぞぐじでだのに…」
蛍丸「もう何言ってるかわかんないよ」
A「わがりまじだよーだ……」
蛍丸「……僕だって遊べないの寂しいんだから…早く治してね」
俯いていたからその表情はわからないけど…
声は悲しそうだったな…
A「はぁ…」
風邪引いたときって、すっごく寂しいんだよね…
A「せめて誰か一緒に居てくださいよーっと」
こんな時だけ鼻声じゃなくなるって逆に凄い
ガラッ
加州「じゃあ俺が一緒に居てあげるよ」
A「加州……内番は？」
加州「今日は非番、主が決めたんでしょー」
A「ぞういえばぞうだっげ…」
加州「ちょ…主……w…声…」
お腹を押さえて爆笑する加州
カシューナッツって呼ぶぞおら
A「がぜ引いでるんだがらじゃーないだろー」
加州「ごめんごめん……辛そうだね」
A「ごれでづらぐながっだらぎぜぎ」
加州「そ…うだ……w…ねw」
A「よし、岩融に薙刀借りてこよ」
加州「ちょ待って！！……声治ってるし」
A「審神者の力をなめるなよ！」
加州「わーすごーい」
A「圧倒的棒読み感」
加州「そーだね…」
加州がクスッっと笑ったと思ったら…
加州「審神者の力って…もう嫌がってないんだね」
A「何を？」
加州「最初は強制的って言ってたのに…今じゃ楽しんでるじゃん」
A「んーそっかなぁ」
確かに…最初は早く帰りたいなぁって思ってたのに…
加州「俺らとしてはうれしいんだけどねーなんて」
今じゃ、当たり前の生活だから…
A「加州……」
加州「ん？何？」
A「私……好きだ」
一瞬で凍り付く空気
固まる加州に、真剣な主
加州「へ……」
A「この本丸が……この本丸のみんなが大好きだなぁって」
加州「あ…それって、愛してくれてるってこと？」
A「えー……そういうことじゃない？」
加州「主わかってないんじゃん…」
A「うっさい！」
文句言ってたら、いきなり加州が撫でてきた
A「何してんの…」
加州「不機嫌そうな顔しないの」
A「不機嫌そうな顔ではありません、不機嫌な顔です」
加州「今その訂正いらない」
A「そんなに撫でたら背が縮んじゃう！」
加州「すでに手遅れ」
A「黙れカシューナッツ」
46th≪主さん、肝試しですよ≫→←44th≪加州さん、実行されるらしいですよ≫
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作者名：天空の巫女 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/TENMIKO/
作成日時：2017年4月3日 21時
