63rd≪不動さん、SOSですよ≫ ページ28
舞台は本丸に戻りまして
不動side
なんで…なんでだよ…
三日月「くっ…」
鶯丸「なぜ…主…！」
俺の目の前に広がる景色は
ボロボロになった刀剣たち…
そして、それを作り出した主の姿だった(検非違使紹介文風)
A？「はぁ……もう終わりなのー？」
不動「なんで…」
A？「なんだ…やっぱり短刀とか打刀って使えないな」
この言葉で、みんなの身に衝撃が走った
なんだ…何があったんだよここ…
三日月「……所詮人間などこんなもの…ということか」
江雪「信じられるなど…夢に過ぎなかったのですね…」
明石「なんで…主はん…」
蛍丸「国俊！国俊！返事して……国行、国俊が…」
石切丸「この…罰当たりめ…」
短刀や打刀に意識はないみたいだ…
俺を除いて…
A？「あれ…まだ残ってたんだね」
不動「ヒッ……」
A？「怖がらないで…君には何もしないからね」
俺には…？
そういえば、信濃や後藤も無事だ…
共通点でもあるのか…？
加州「あ……るじ……もう、愛して…くれ…な…いの？」
安定「裏切ら…な…いって……約束…した…のに…」
A？「約束なんて、破るためにあるようなもんだよ…」
加州「主の……ばか…！」
誰か…助けてくれよ……怖い…
信長様…あなたにできなかった恩返しを…主にするはずだったのに…
不動「主の嘘つき！」
A？「！」
不動「俺の事愛してくれるっての…嘘だったのかよぉ！」
A？「愛す…？そんなのねぇ…
んな簡単に愛せるわけねぇだろバァカ！」
不動「え…」
A「愛すなんて簡単に言えねぇよ…本心ではな！」
あぁ…そっか…
嘘…だったんだな…
信長様……もう…いやです…
信濃「主…懐入れてくれないの？」
後藤「また肝試ししようぜ…な…？」
A「フッ……やーだ」
信濃・後藤「…！」
何もかも変わってしまった…
平和なんてどこにもないんだ…
そのころの主
チェンジside
暁月side
道にて
蒼華「へぇー元ブラック本丸ねー」
A「そ、強制的にね」
蒼華「かわいそうに……」
A「でもさ、楽しいから」
蒼華「ふーん、物吉くん派遣しようか？」
A「誰だよ」
蒼華「まだいないんだね……不動くんいるくせに…！」
A「そういや不動好きだったな」
蒼華「許さん」
A「理不尽」
呑気だった
64th≪主さん、お帰りなんて言えないですよ≫→←62nd≪主さん、嫌な予感ですよ≫
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作者名：天空の巫女 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/TENMIKO/
作成日時：2017年4月3日 21時
