劣等生を生かすステージ ページ4
藍良side
藍良「あ、ありがとうございました！」
マヨイ「続いては、私たちとAさん5人の新曲になります…
楽しんでいただけると嬉しいです…♪」
何とかなった、ミスもなかった
お客さんも盛り上がってくれてる
あとは、Aさんと歌いきるだけ…
Aさん…と
藍良「…っぁ」
その時、ようやく気付いた
ユイラーに抱きしめられる以上に恐ろしいことに
殺されるかもしれない
俺たちみたいな新星は、容赦なく
『もうすぐお開きだ、でも最後は最高の歌で飾ってみせるよ』
Crazy:Bみたいに、女王に食い散らかされるかもしれない
やばい、曲始まってる
歌わなきゃ…せめて、喰われるまでの時間を稼がなきゃ…
『…藍良』
藍良「へ…」
『私は、同じステージにいるアイドルを殺す毒だ
でも、覚えておいてほしい
毒は、薬にもなるってことを』
そう言って、俺の手を握った
へ、ちょっとこの人何してんのォ！？
お客さん目丸くしてるけど、めっちゃ驚いてるんだけどォ！？
『〜♪〜♪♪！！！』
それだけに収まらず、俺と握っている手を空めがけて振り上げた
あ、これなら演出に見えるってこと？
だとしてもやる前に言ってよ！吃驚しすぎて心臓止まるかと…あれ
藍良「〜♪〜♪」
なんか…凄い…歌いやすい
俺だけじゃない、ALKALOID全員が生き生きして歌ってる
ダンスも、やりやすすぎるくらい
『♪〜♪〜♪！』
Aさんの歌が、どこか柔らかいから
誰かに合わせる歌い方だからだ
あぁ、凄いなぁ…アイドルって
人を輝かせることもできるんだ
殺すだけの毒じゃない、生かす毒にもなれるんだねェ
「ねぇ、ALKALOIDめっちゃよくない？」
「ユイラー目当てで来たけど、私あの水色の人推しになりそう…！」
「きゃぁ！藍良くんとユイラーが手握ってる！
さいっこうにエモい！可愛いぃ！！」
お客さんの目が、さっきより好意的だ
気持ちいい、楽しいなぁアイドルって
『…ふぅ、ここまで付き合ってくれてありがとう！
これでイベントは終わりだけど、どうか水族館にも足を運んでくれ！』
一彩「藍良に怒られるから、最近は気になることをすぐに調べるようにしているんだけど
この水族館はすばらしいところだよ！」
藍良「ちょ、ヒロくん余計なこと言わないでよォ！」
巽「微笑ましいですな、マヨイさん？」
マヨイ「私に振られましても…というか、此処ステージの上ですよ？」
こうして、このイベントは笑いに溢れて幕を閉じた
この雑談に関しては、軽く説教を喰らったけど
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 289人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「あんスタ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
れいありす(プロフ) - 更新頑張ってください〜続き気になります！ (2020年9月8日 16時) (
レス) id: 8d837f466b (このIDを非表示/違反報告)
琉葵兎(プロフ) - 燐音の気持ちとは反対の「大嫌い」と言うところで涙腺崩壊しました…すごく素敵な作品で大好きです！！(*´-`) (2020年7月8日 10時) (レス) id: 60230182e6 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：天空の巫女 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/TENMIKO/
作成日時：2020年6月29日 0時
