サッカーなど私に…サッカーしてないね！？【アレスの天秤＆オリオンの刻印】 (ページ12)

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第1回野坂の思いつき王様ゲーム2【オリオンの刻印】ページ12

野坂｢くじはもう用意してあるから早くやろう
氷浦くんとAがイチャつきだす前に｣

吉良｢お、おう…泣くなよ、野坂｣

大谷｢野坂くんが泣いてるなんて貴重…！｣

『写真撮ってる…度胸がすごい』

つくし先輩に後で写真を貰う約束をしつつ、くじを引く
私の隣には、ほっしー(一星)と悠馬
私の番号は5番

灰崎｢…俺だな、王様｣

『ここは貴方様がいていいような場所ではありません！』

灰崎｢追い出そうとすんな
そーだなぁ…じゃあ、2番が5番に秘密バラせ｣

『っしゃあ！！誰だ秘密教えてくれんのは！私が5番だぞー！』

ゆっくりと手を挙げたのは杏奈ちゃん

神門｢…私｣

『すみませんでした！！』

稲森｢す、スライディング土下座…初めて見た｣

神門｢王様の命令は絶対…Aちゃん、耳貸して｣

『いいです、バラさなくていいです
灰崎を抹殺してきます』

灰崎｢おい｣

そんなわけにもいかず
杏奈ちゃんの秘密を聞くことに

神門｢…私、野坂くんが好きなの｣

『…うん』

知ってる

神門｢でもね、それ以上にAちゃんが好きなの｣

『…うん？』

神門｢…それでね、その……
前、Aちゃんが練習後に外にジャージを置いていった時に……出来心でね、Aちゃんのジャージ…着ちゃって…｣

知らない
これは知らない

後ろめたそうに言ってるところ悪いんだけど、全然構わないからね
むしろありがとうなんだけどね？

神門｢…ごめんなさい｣

『ありがとうございます』

神門｢……そうよね、やっぱり怒って…え？｣

氷浦｢次行こう、Aが変なこと言い出す前に｣

再びくじを引くと、3と書かれたものを引いた
王様にならねぇ…

一星｢俺が王様ですね｣

1番面倒な人になってしまった

一星｢(ここにいるメンバーは、御堂院を気に入っている奴が多い……特に野坂と吉良と灰崎
なんとか御堂院を陥れればこいつらは精神的ダメージを負うはず…！)

じゃあ、3番｣

『…マジか』

一星｢(こいつ、俺から見ると番号見えるのに気づいてないな…)
この中で一番好きな異性にキスしてください

(どうせこいつが選ぶのは氷浦
あの3人は傷つく、絶対に！)｣

『えー…私かよ』

野坂｢…｣

西蔭｢野坂さん！？死なないでください！？｣

仕方がないな…
立ち上がり、ほっしーの言っている｢一番好きな異性｣のところに向かい

流石に口にするのはアレだから
頬に口付けをした

『…照れすぎじゃない？

ヒロト』

吉良｢…っるせぇ…！｣

野坂｢…｣

西蔭｢野坂さん！目を開けてください！｣