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化け物少女5 ページ7

教室から出て、中島を探しに行く
3年生ってことしかわからないけど、見つかる気がしない


『電話にも出ないし…どこ行ったんだよ…』


イライラしながら歩いていると、曲がり角で人にぶつかった
こんな少女漫画的展開は望んでないのでご退場ください


『いった…ごめんなさい』


「いや、僕の方こそごめんね
ところで君、アイドル科の制服を着ているみたいだけど…もしかして侵入したの?」


『違いますよ。なんかプロデュース科ってとこに入れられたんで』


「…あぁ、君が
初めまして、僕は天祥院英智」


『よくそんな警戒もしないで名乗れますよね…』


天祥院「アイドルは覚えてもらってこそだからね、有島さんにはわからないかな?」


平然と僕の名前を言った彼に対して警戒心がMaxになる


天祥院「驚いているみたいだね、警戒しなくてもいいよ…なんだって知っている
君の誕生日も、身長も、体重も、異能力者だってことも」


『な、なんで……そんn…一寸待て』


天祥院「今君が住んでいる場所も、3日前に武装探偵社の新人の子と街を歩いていたことも」


『待て待て!おいなんかおかしいぞ!?』


興奮しているのか知らないけど、僕の言葉が届いていないようだ
挙句の果てには僕の両手を包むように手を握ってきた


天祥院「あぁ、会えるなんて思っていなかったよ…有島さん」


『何?ホラー映画中盤ですか?』


天祥院「少し前に、君が異能力で戦っているのを見てからずっと会いたかったんだ」


この言葉が何度も頭の中で響く
思い出した…人気のないところで使ったんだった…見られてたなんて……


『は、なして……』


天祥院「大丈夫、僕は君の力に興味を持っているわけではないよ
君を見てから、あの力が異能力ということとか…少しは調べたけどね」


『は、はぁ?』


手を握る力はどんどん強くなっているのに
表情は優しくなっていっていた


天祥院「君が面白い人だったから…だって、あんな力を子猫のために使ってるんだもの」


記憶が鮮明になっていく
あの日、ポートマフィアの構成員が任務中に引っ掻かれたとかで子猫を殺そうとしていたから
異能を使って一掃したんだ


天祥院「かっこよかったよ。その日から君の事が頭から離れなくてね、調べつくしてしまったよ」


『えっと…かっこよく言ってますけど……つまりはストーカー……』


天祥院「でも君が武装探偵社に入る前の事はわからなかったんだ…」


『話聞いて?』

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作者名:天空の巫女 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/TENMIKO/  
作成日時:2019年1月1日 14時

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