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化け物少女3 ページ5

中島side

佐賀美先生に言われて、自分のクラスの担任の先生について教室へ向かった


「転校生が来ているから紹介するぞ。中島くん、自己紹介を」


中島「は、はい!…えっと、中島敦で……え!?」


「どうした?中島」


僕が驚いたのは、クラス内の人たちが少ないということと
長い水色の髪の人の席に薔薇があること
ずぶ濡れの人がいること
壁に楽譜が描いてあること…


中島「一体ここで何が…」


「ん?あぁ、壁や深海、日々樹に驚いているんだな
安心しろ、これが3-Bの普通だ」


中島「普通って何なんでしょうか…」


この個性豊かなクラスで生きていける気がしない…助けて有島さん…

先生に言われた席は、誰もいない席の隣だった


中島「…どうして誰もいないんだろう……」


「レオちんなら朝来てすぐ居なくなったぞ」


中島「うぇ!?独り言聞いてたんですか!?」


「おみゃえオーバーリアクションらな…聞こえたんらよ」


中島「そ、そうですか…びっくりした…」


「吃驚したのはこっちら!おれは仁兎なずな!このクラスのクラス委員だ!」


中島「よろしくお願いしますね仁兎さん
えっと…有島さんと同じくらいの背丈ですけど…本当に3年生なんですか?」


仁兎「お前失礼すぎるらろ!おれはれっきとした3年生ら!」


中島「ごめんなさい!!」


怒らせちゃった…初対面なのに…


「おい、仁兎。あんまり怒るなよ
お前を見たら大体のやつはそう思うんだからな」


中島「…!?…え…?」


現れたのは、いかにも怖そうな人
人食い虎より怖い…!人食い虎は僕なんですけどね


仁兎「なんらと〜!…って中島、大丈夫か?青ざめてるぞ?」


「大丈夫か中島」


中島「は、はひ……ごめんな…さい」


仁兎「…紅郎ちんが怖いんじゃ……」


鬼龍「そうか…悪かったな」


中島「いえ…大丈夫です…」


意外といい人そう
仁兎さんと鬼龍さんと話していると、上から薔薇が降ってきた


中島「な、なんですか!?」


「Amazing!いいリアクションですね中島くん!」


仁兎「渉ちん!慣れてない奴にそれは…」


薔薇に驚いていると、教室の扉が開き人が入ってきた


「忘れてた!今日は転校生が来るんだったな!誰だっ!おれの霊感を刺激してくれそうな響きの奴は!」


「月永くんや、ちと声を抑えてくれんかのぉ…我輩わんこに叩き起こされたばかりで…」


中島「ふ、増えた…変な人が……」


もう無理です
本当に助けてください有島さん!!

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作者名:天空の巫女 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/TENMIKO/  
作成日時:2019年1月1日 14時

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