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暗中模索少年1 ページ39

ひなたside


Aに言われて、横浜の武装探偵社ってところにやってきた
入水だとかすごく嫌な単語が聞こえる感じ、嫌な所な気しかしないけど


ひなた「太宰さんって人が何か知ってるかもしれないの?」


『朔間先輩は、僕が夢ノ咲に行くことになった理由に従えって言ってたから…
僕を推薦したって言ってた太宰さんなら何か知ってるかもしれない』


Aの眼は真剣そのものだった
ゆうたくんのことをこんなに考えてくれるんだって嬉しくなりつつも、少しもやもやしている自分がいることに驚く


『社長、ちょっと太宰さん借りていいですか』


福沢「どうした?」


太宰「私に何か用かい?」


『太宰さん、教えてください
僕を夢ノ咲学院に通わせた本当の理由を』


太宰「本当の理由?
…面白そうだからって前言わなかった?」


おれはそんなに察しのいい方じゃないけど
この人がAに何か隠してるのは何となくわかった


『絶対にそんな理由じゃないですよね…隠さないでください』


太宰「私は嘘なんかついていないよ
そんなに私が信用できない?」


ひなた「そんなんじゃないと思います…Aは…!」


『…ひなた、黙って』


珍しく重たい声を発した
聞きなれていないのもあるだろうけど、恐怖で身体が固まった


『…信用してないのはアンタだろ』


太宰「…何が言いたいの?」


ひなた「喧嘩は…ダメだよ……」


福沢「ひなたくんと言ったか。少し黙っていたほうがいい」


ひなた「社長さん…」


なんで怒ってるのA…
ゆうたくんのこと思ってくれるのはうれしいけど、喧嘩しちゃだめだよ…


太宰「私が君を信用してない?だったら何故君を武装探偵社に入れたと思うの?
敦くんの推薦があったとはいえ、最終決定したのは…」


『わかんないの?』


太宰「言葉を途中で切らないでもらえる?
わからないよ、実に不可解で不愉快だ

君の言っていることが…」


『それだよ!!いい加減察せよ無能!!!』


突然Aが声を荒げて、その場にいた全員が驚きの表情を浮かべる


『お前…一度でも僕の名前を呼んだことがあった?』


太宰「…!」


『中島に誘われて武装探偵社に入社して…お前は一度だって僕の名前を呼んでくれてない!!

僕さ、自分の力を利用しようと近づいてくる奴をたくさん見てきたんだ

太宰さんは知ってるもんね、僕の力…あの日に見てるから』


太宰「ちがっ…私は…」


『…アンタも同じだったって……それだけでしょ』

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作者名:天空の巫女 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/TENMIKO/  
作成日時:2019年1月1日 14時

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