化け物少女1 ページ3
夢ノ咲学院の制服に身を包んだ僕と中島は校門前に立っている
中島「ほぁ……大きいですね」
『これが、学校……!』
僕と中島は学校に通ったことなんて無かったから校舎内に入る前に驚きが隠せなくなっていた
中島「と、とりあえず行きましょうか」
『ちょ、ちょっと待った!
これから任務ってことは連絡することとか多くなるけど……どうすんの?』
中島「え、どうって……」
『学校について調べたんだけど、年齢ごとに授業を受けるところが違うらしいんだよ』
中島「それがどうし……あ」
『僕は16歳……中島は18歳…』
中島「別々ってことですか……!?」
となると、連絡が難しいんじゃないか……?
だって、転校初日から仲良くしてたら絶対不審がられる…!
『仲が良くても不審がられない関係……そうだ!』
中島「なにか思いつきましたか?」
『恋人同士の振りをするとか……?』
※幼なじみとか友達とかいろいろあったはずですが、混乱しているため思考回路が死んでいます
中島「こ、恋人同士!?僕と有島さんが!?」
顔を真っ赤にして叫ぶ中島
『それしかないんじゃないかな……』
※他にもありますが、思考回路がイヤホン並みに絡まっていますので馬鹿になっています
中島「……そうですね…そうしましょう!」
※混乱のあまり中島の思考回路も壊れたようです
『よし、じゃあいくぞ中島!』
中島「はい!」
恋人同士の振りをするなら苗字で呼ぶべきじゃないし
行くぞといいつつ全く校舎の中を知らないから100%迷うだろうけど
違和感を持たなかったので、やはり思考回路が死滅しているようです
中島「ここ何処ですかぁ……」
『知らん……』
案の定迷いましたとさ
中島「というかどこに行ったらいいのかもわからないのに……」
「あの…ちょっといいですか?」
後ろから声をかけてきたのは、前髪をあげた赤紫色の髪の少年
「えっと……その制服、アイドル科のですよね?
見たことないんで、会長が言ってた転校生かなって思ったんですけど……」
中島「あ、アイドル科?」
『もうこの際アイドル科とかどうでもいいので、僕達がどうしたらいいか教えてください』
「そんな抽象的な質問されても……転校生なら職員室に行けばいいんじゃないですか?」
中島「何処ですかそれぇ……」
「あはは…案内しますよ
俺は衣更真緒です」
そう言って笑った衣更真緒くんの笑顔はアイドルみたいだった
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作者名:天空の巫女 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/TENMIKO/
作成日時:2019年1月1日 14時