検索窓
今日:2 hit、昨日:0 hit、合計:24,822 hit

化け物少女13 ページ17

授業中、姫宮が集中できてないって葵くんが言ってきたから
学生のみんなが1度はやったことがあるであろう紙面での会話をしてみる


『葵くん、これ姫宮に渡して』


ゆうた「え、何で」


『いいから渡して
じゃないと足蹴って叫ばせるよ』


ゆうた「何その逆らいにくいのに微妙な脅し」


渋々姫宮に渡してくれた
集中しろって書いただけだしこれ以上会話ないよね


ゆうた「有島さん、姫くんから」


『え、嘘だ……あれで会話できるの?』


ゆうた「何書いたの……」


紙には
[お前に言われたくないんだけど!
集中してないからお前頭悪いんだろ?
あとお前には関係ないから、関係者ぶらないで!]


『僕めっちゃ関係者だよ?』


ゆうた「有島さん、せめて小声で言ってね?
先生ちょっとこっち睨んでるから」


前を見ると、横目でめっちゃ睨まれている
そんなことも気にせず姫宮への返事を書く


『へい、葵くん』


ゆうた「姫くんも有島さんも俺経由で話すのやめて」


『葵くんがその席なのが悪い』


ゆうた「出会って二日目なのにこんなこと言われるってある?」


文句言いつつ渡してくれるんだから葵くんは優しい


早く返事来ないかなと思い、姫宮を見つめていると
突然ふりかえって睨まれた


ゆうた「有島さん、姫くんめっちゃ睨んでるんだけど」


『……ん?なんだって?』


ゆうた「姫くんが今にも殺しに来そうなくらい睨んでるんだよ」


『この学院のいろんな人が敵に回るなぁ……どうすればいい?』


ゆうた「手でも振っといたら?」


『だんだん雑くなってない?』

何で手を振るのか意味がわからないけど
一応やっておく
力なくやるあたり姫宮への扱いも相当雑い気がする


『あれ、目逸らされた』


ゆうた「あーあ、嫌われちゃった
転校二日目で手なんか振るからー」


『やれって言ったのお前だぞ?』


その後姫宮はなんか怒られた
あんなに堂々と後ろ向いたら怒られるわな


『早く終われ授業ー』


ゆうた「有島さん。良いニュースと悪いニュースがあるんだけど
あ、因みに良いニュースっていうのはあと5分で授業が終わるって言うのなんだけど」


『選ばせろよ』


ゆうた「悪いニュースっていうのはね」


『聞け?』


ゆうた「前方をご覧くださーい♪」


言われた通り前を向くと、鬼の形相の先生が立っていた


「よかったなぁ有島、授業が終わったら俺が直々に話をしてやるよ
姫宮と一緒にな」


生まれて初めて命の危機を感じた

化け物少女14→←理解不能少年



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.0/10 (15 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
20人がお気に入り
設定タグ:あんスタ , 文スト , ギャグ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:天空の巫女 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/TENMIKO/  
作成日時:2019年1月1日 14時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。