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化け物少女12 ページ15

翌日、中島と共に学校へ向かおう


『なっかじーまくーん!あっそびましょー!』


玄関の扉をノックする


中島「ちょっと待ってくださいよ、今六時半ですよ!?」


『雪だるまつくろーっ!』


中島「今春ですよ!準備するから待っててください!」


朝から自分の中の季節を冬に設定していますどうも有島というものです
中島はあの地獄に戻りたくないとかほざいてますけど知ったこっちゃたないです


中島「そういえば有島さん、アイドルって何したらいいんですかね」


『前谷崎さんが見てたあれみたいな感じじゃないの?』


中島「でも谷崎さんが見てたのは女性でしたよね…男性アイドルって…?」


『僕たちアイドルが何か知らないもんね』


葵くんに聞いてみてもいいけど…またバカにされかねないし…
天祥院先輩なら教えてくれそうだけど、あの人には個人的に関わりたくない

なんてことで悩んでいると、学院についていた
中島が泣いてたけど知らない


『おはよ〜』


ゆうた「おはよう有島さん。あれ止めてくれる?」


あれに視線を向けてみると、クラスメイトが言い合いをしているのが目に入った


「何度言えばわかるのですか!そんなものあるわけないと!」


姫宮「司の方がわかってないし!本当に見たんだよ!!人が虎になったり、放電してたり!」


朱桜「妄想もいい加減にしてください!仙石君もおかしいと思うでしょう!?」


仙石「せ、拙者に振るのでござるか…?」


姫宮「忍なら信じてくれるよね!?」




 
 
ゆうた「とまぁこんな感じなんだけど」


『オッケー用事思い出した』


ゆうた「逃げないで」


話してる内容で大体察しがついたけどこのままだと僕に話が振られる


『嫌だ!僕まで巻き込まれるのはー!』


ゆうた「大丈夫!有島さんならできるよ!」


『何の根拠が!?』


葵くんの反対を押し切って教室を出ようと扉に向かった
その時だった


「失礼するよ、桃李はいる……」


『姫宮、お呼びだ』


「気が変わったよ、有島さん
よかったら今日の昼休みに3年生の」


『姫宮!!』


姫宮「も〜うるさいなぁ……会長!?何で!?」


天祥院「やぁ僕の可愛い桃李、今有島さんをお昼に誘ってるんだけど良い誘い文句はないかな?」


『姫宮への用事それかよ』


中島が嫌がるのも分かる気がする


姫宮「…会長、今日は有島はボクと用事があるから」


天祥院「そうなの?じゃあ僕も…」


姫宮「ごめん会長!有島と二人にしてほしい…」

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作者名:天空の巫女 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/TENMIKO/  
作成日時:2019年1月1日 14時

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