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しばらくRPGWお休み。決してネタ切れではありません。 ページ18

[恒例]
Haruko×Touma×Sorane×Akano


「――…だーかーら、これの品詞は名詞っつってんだろ。人とか土地の名前は固有名詞。」
「待って固有名詞って何」


なんだコイツ、とでも言いたげな目で灯真を見る天音。

現在時刻は午後3時。もはや恒例となったこの勉強会を初めて1時間弱たっている。
先程の会話からも分かるように、今灯真が取り組んでいるのは現代国語だ。
ちなみに晴子は化学、緋乃は生物、天音は何もやっていない。


「……灯真、固有名詞も分かんないのかよ。」
「悪かったな。つか晴、理数以外やんないの?」
「やってるわ。」
「ねぇうるさい」
「やだ緋乃真面目、私の無気力分けたげよっか?」
「え、いらない。」


一見普通に駄弁っているようだが、実際は全員手を動かしながら会話をしているのだ。
そこはやはり、はからずとも水紋学園の生徒だと言える質の高さ。
進学率・就職率共に高いいわば"エリート"学園に籍を置いているからには、学科の関係なしに安定した性能が求められるのは当然のこと。

生徒会長の真田、学年学級委員長の久保、放送委員長の森永、図書副委員長の緋乃――
――という校内でも比較的名の知れた面々。
が、彼らが集まるのは、決して珍しいことではない。
学級が同じだったり部活が同じだったり中学、塾が同じだったり……等、接点は腐るほど。


「つーかこれいつまでやるん?私、帰ってアニメ見たいんだけど。」
「黙れ一人部屋」
「晴ちゃんはそーゆーけど、話し相手いないのって結構寂しいぜ?」
「こんな奴と相部屋したい奴なんていんのかね」


ニヤニヤとした笑みを浮かべて、天音を見やる晴子。更にここにきて初めて止まった彼の右手。

緋乃は"あ"とでも言いたげな表情で教材から灯真へと視線を移すと、それに気がついた灯真は1度頷き少し晴子から距離を取る。


次の瞬間


『ゴッ』


分厚い辞書が飛んだ。

ネタ切れじゃねえぞ。→←role-playing game world.



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作品ジャンル:ギャグ, オリジナル作品
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赤乃(プロフ) - 宇宙音さん» 早いね((( (2015年7月21日 1時) (レス) id: 1bad39c061 (このIDを非表示/違反報告)
宇宙音(プロフ) - 赤乃さん» 眠いからあしたねおやすみ (2015年7月20日 22時) (レス) id: c19bdcd8dd (このIDを非表示/違反報告)
赤乃(プロフ) - 宇宙音さん» 分かったッ!応援するから!!更新を!!! (2015年7月20日 22時) (レス) id: 1bad39c061 (このIDを非表示/違反報告)
宇宙音(プロフ) - 赤乃さん» ぽちぽちやってるから応援してね(?) (2015年7月20日 22時) (レス) id: c19bdcd8dd (このIDを非表示/違反報告)
赤乃(プロフ) - 宇宙音さん» …………もう更新してっっ!!! (2015年7月20日 22時) (レス) id: 1bad39c061 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:宇宙音*もしも | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/sorane9132/  
作成日時:2014年7月16日 16時

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