World of what-if... 【私たちの日常】 (ページ11)

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role-playing game world. ページ11

「で、コバちゃんはどーするですか？」

「せやなぁ…、入ってええ？」

にこっとどこか作り物めいた笑みを浮かべて問いかけるコバルトさん。
今更だけどなんかこの人ホストっぽい、天さんが嫌がるのはこういうことか。

でも、今の私にこの頼みを断る理由がないのも事実。
だってパーティーメンバーに上限がないなら、多い方が安心じゃ？――初心者の偏見かもしれないけど･･･――

ということで。

「はい、勿論。よろしくお願いします。」

「そか。今更やけど、僕コバルトいいます、錬金術師やっとんのや。よろしゅうな！」

▼．コバルトが仲間になった！

………後ろから舌打ちが聞こえた気がする…更にその後に何かを叩く音が。
――おそらく舌打ちした天さんを灯真さんがなだめたのだろう、頭でも小突いて。――

まぁメンバー内のいざこざはともかく、これで私込みで７人も強者が集まってくれたのだ。正直錬金術師とか初めて聞いたけど。
………まぁそれ言い出したら普通シスターって冒険しないよね。←

「……そーらさん。」

「･･･何」

「そうピリピリしない、(人2)さん困らせたくないだろ。」

「だけど…っ」

「だけどじゃなくて。お前の良いとこは冷静に頭使えることなんだから、落ち着いて大人になる。おっけ？」

「……………ん。」

…………こちらもなんとかなったみたい。
灯真さんと天さんのコンビも良いけど、時豆さんと天さんもしっくりくるかも。
何はともあれ、時豆さんナイスフォローだ。

なんか灯真さんと時豆さんがいると、ピリピリしないのかも。
２人とも鋭くて空気が読める人なのだろうか、どちらにしてもこういった人がいてくれると助かるのに違いはない。

「――あら、結構集まったみたいね。これで全員？」

「あ、はい。」

様子を伺ってか、ランさんが声を掛けてくる。
いや思わず即答してしまったけど…全員？だよね？

「えーと。
剣士・天
武道家・灯真
シスター・スカーレット
僧侶・晴子、時豆法師
魔女・エバーグリーン
錬金術師・コバルト
……で、勇者・(人2)・ミネルヴァ。ね。」

「はい。」

あ、全員か。

「OK、良いメンバーじゃない。いってらっしゃい！」

「はい！」

―――さぁ、冒険が始まる。