鬼ごっこ終了 ページ38
紫耀side
俺はまた廉に助けられた…
あいつ正直、医者に向いてる気がする。
俺のせいで鬼ごっこは終わっちゃったから…
「何かコンビニでも行かない？うまい棒位なら奢ってやるよ！」
そう言った。そしたら海人が、
海「やった！じゃあお言葉に甘えさせていただきます。」
「はいよ！みんなもいいよ。」
「「「「やったー！」」」」
俺はみんながうまい棒を、選び始めたときに廉にこう言った。
「廉？お前さ、医者に向いてるよ！」
廉「俺が？しかもいきなり？」
まあいきなりだったのは確かやけど…
「とにかく、医者に向いてるから医者になれば？」
廉「紫耀、何言ってるん？」
え…怒らせちゃった？
廉「俺らは、ジャニーズに入るんやろ、今ここでジャニーズを諦めて、医者になるっていったら、何のためのオーディションだったんやろってなるやろ？」
「うん…」
廉「やから俺は、オーディション落ちたら、紫耀みたいな人を助けたいから、医者になる。しかも実を言うと俺、最初の将来の夢ができたのが小1の時なんや！」
「小1って俺らが出会った頃…しかも、俺みたいな人を助けたい？」
廉「俺はガキの頃、紫耀の病気を知って…図工の時に初めて紫耀が学校で発作を起こして…その時に助けられて嬉しかった。その時に医者になりたいって感情が初めて芽生えたんや！まあ助けられて嬉しいって、薬2個飲ませただけやけどな」
「でも、よく覚えててくれたね。2個飲ますことを…あの時廉が薬の存在忘れてたり、1個薬足りなかったりしたら、俺、今ここにいるかわからないんだよ？」
廉「やから、そういう人を助けたいんや！」
廉、そうだったんだね…
廉「例えば俺がジャニーズ落ちて、紫耀が受かったら俺らは全力で紫耀の体調をサポートするからな」
「廉…ありがと！」
廉「お、おう！」
「じゃ、将来楽しみにしてるね！」
廉「気長に待っててなwww」
「うん、じゃあ早くうまい棒選んで！」
廉「あざまーす」
そっから俺は自分の分と5人の分、しっかり支払った。まぁたったの60円だけどね。
「みんなどーぞ」
「「「「「ご馳走さまでーす」」」」」
そっからみんな美味しそうに食べてくれた。
これでさっきのお詫びにはなったかね？
海「俺、今日めっちゃ嬉しかった…東京行っても俺のこと忘れるなよッ？」
海人が、泣いている…そりゃ俺だってお別れは悲しいよ…
「今まで仲良くしてくれてありがと。」
廉「ジャニーズ頑張ろな！」
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後ろに続きます
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作者名：sorand2 | 作成日時：2020年2月17日 6時
