仮面なら外して2

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結弦「ごめん。今度返すね？」




A「え？大丈夫ですよ？」






結弦「ううん笑 洗って返すよ。貸してもらったんだから。」







有無を言わさずに、リンクから出て、貸してもらったタオルを自分の鞄にしまう。






口にはこんなことを言ったけど、本心はただ次に会う理由が欲しかっただけ。









結弦「じゃあ、滑る？」




A「ふふ笑 いえ、少し見てるので自由に滑っててください。」





結弦「そう？笑 分かった。」







そこからは完全に自分の世界に入ってしまって、気づいた時には残り15分位になっていた。






結弦「嘘！ごめん。」





A「ふふ笑 大丈夫ですよ？世界一のスケーターが普段どんな練習してるか見れただけで笑」





結弦「もう違うけどね笑 本当ごめん。 最後にもう1回一緒に滑ろっか？」





A「はい。」








手を差し出すと彼女が嬉しそうな笑顔で僕の手を取った。

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