・ ページ30
急激に変わった自分を取り巻く環境に戸惑いを隠せなかったが、
地元に帰ってしまえばこっちのもんだと思い、
急いで帰り、あまり時差がなく、疲れてもいなかった私はリンクに向かった。
リンクにつき、入口のドアを開けると、そこには
小学生「おめでとう!!」
たくさんの小学生や後輩、先輩の姿が。
突然の出迎えに戸惑いを隠せず、なんのリアクションも用意していなかった私は、少し苦笑いでその間を通り抜ける。
お目当ての人物が見当たらなかったからだ。
走り気味にバタンとリンクのドアを開けると、ロミオとジュリエットが聞こえて、ゆづくんだと確信し、中に走る。
リンクを見るとものすごい気迫で最後のステップを踏むゆづくんがいた。
こちらには気づいていない様子で滑り続けるゆづくんに圧倒されて、足が止まる。
壮大な音楽の流れが止まり、ゆづくんが最後のポーズをとった時やっと息ができた気がした。
疲れたのかリンクに仰向けになって目をつむり寝転ぶゆづくん。
私ははっとして、急いで靴を履き替えてリンク入った。
氷を滑る音に気づいたのか、目を開け、こちらを見て、ふっと笑う。
「優勝おめでとう。」
その声が2人しかいないリンクに響いた。
248人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
美紀 - 移行おめでとです気温の変化が激しいので気を付けて更新大変だと思いますが頑張ってくださいね応援してます (2019年12月9日 15時) (レス) id: a31ea93868 (このIDを非表示/違反報告)
ミズイハナコ(プロフ) - ええっ!ありがとうございます(°▽°)めちゃ嬉しい! (2019年11月17日 22時) (レス) id: 999282a715 (このIDを非表示/違反報告)
翔夏(プロフ) - ミズイハナコさん» いつもコメントありがとうございます!ミズイハナコさんの作品もまた読ませてもらいます!笑 (2019年11月17日 21時) (レス) id: 5c3465a8f7 (このIDを非表示/違反報告)
ミズイハナコ(プロフ) - 更新待ってましたよ!主人公ちゃんの明るいところが可愛くて大好きです! (2019年11月16日 23時) (レス) id: 999282a715 (このIDを非表示/違反報告)
翔夏(プロフ) - ミズイハナコさん» よくぞお気づきで笑ありがとうございます!笑 (2019年9月15日 9時) (レス) id: 5c3465a8f7 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:翔夏 | 作成日時:2019年7月30日 23時