My Precious 3 (ページ5)

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誰よりも優しくて強い君へページ5

A「次ドヨンイー」

ドヨン「うん」

A「誰より優しくて強い、ドヨンへ。

まずはドヨンも卒業おめでとう。

いつもふたりでいるとふざけてばかりだからこうやっていざ手紙を書くとちょっぴり恥ずかしいです。笑

気付いたら一緒に居て、気付いたら隣にいるのが当たり前になっていて、性格も考え方も、行動も正反対のはずなのに一緒にいると何故か心地良い私にとってそんな貴重な存在です。

そして個人的にTREASUREの中で1番大人なメンバーだと思っています。

その年齢ではあまりない落ち着きと弱さを決して見せないストイックさ。ちょっと理解できない世界観を持っているけれど、穏やかで優しくて、温かく全てを包み込んでくれる人です。

小さい時からこの世界に入って、その厳しさを知っているからこその心の広さなのかなとも思います。

そんなドヨンの私が1番尊敬している部分はアイドルという職業に対しての姿勢です。

どんな変化球が来ても、それをアイドルとしての模範解答で返していて、かつ自分が選んだ道を堂々とまっすぐに歩くあなたはすごくかっこいいし、そんなドヨンが居てくれる事は間違いなくグループの強みです。

そして最後に、

メンバー達にどれだけ弄られても、自分がしたことは後悔しないドヨン。

自分に自信があって、でもその自信の裏には確固たる努力があってすごく強いブレない芯があるね。

そんなあなたと出会えたことは私にとっての誇りで、あなたがいることはグループにとっての誇りです。

これからもドヨンの道を、自分を信じてひたすらに進んでいってね。

サランへ、ドヨンア。」

隣に座っていたドヨンが私に手を差し出してきて私がその手を握るとドヨンは嬉しそうに笑った。