きっと誰かのヒロイン 2 (ページ1)

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ヒロインの親友 2 🐶 ページ1

「覚悟してて」

ジフンにそう気持ちを吐露されて以来、今まで何も感じていなかったのに意識し過ぎてしまって私の方がぎこちなくなってしまって、

ジフンはいつも通りなのに、ちょっとした仕草にキュンとしたり、今まで気にならなかった距離感がものすごく気になって目も合わせられなくて。

そんな様子のおかしい私を見てぷはっと吹き出したジフンが

ジフン「そんなに意識してくれてて嬉しいけど笑笑

………それなら、1回俺と付き合ってみる？

絶対幸せにしてあげられる自信あるけど。」

緊張して俯く私を下から覗き込んでそう言うジフン。

目をキラキラさせて、期待を含んだ目に

私は少し悩んだけれどこくっと頷いた。

私の頷きを見たジフンは一瞬動きが止まって

ジフン「え？マジで」

そう声を上げたジフンが嬉しそうに私をきつく抱きしめた。

――――――――――――――――――――――――

それから3ヶ月がたった今

夢「おーい、A？意識ある？大丈夫？」

A「…へ？あっ、大丈夫」

そんな私にまた夢がため息をついた。

夢「で？今度は何？またジフンくん？」

またそれかと頭を抱える夢が、お母さんが夢にと出したミルクティーを飲んだ。

A「……付き合ったのに何も変わらない」

夢「何が」

A「………」

夢「…え、まさかまだ何もされてないの」

夢の核心を突くような言葉に余計傷ついてクッションを抱きしめる。

夢「あんなに毎日一緒にいるのに？

手は？」

A「それは……まあ一応」

夢「ハグは？」

A「………」

夢「え？まさかのそこから？！」

夢の大きな声が家中に響いた