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去年五輪で銅メダルを取った勢いそのままにこのカナダ大会に乗り込んだ。
全日本では転んでしまい3位で世界選手権には選ばれなかったのだ。
なので去年のカナダ大会が五輪後初の大会となった。
昨年のショートでは新ルールで世界歴代2位の高得点で首位。
たくさんの報道陣にカメラを向けられ、インタビューを受けた。
次の日のフリー。
何もかもボロボロだった。自分でもしばらくは何が起こったのか分からなかった。
でも確かなのは1つもジャンプを降りていないこと。
本当に分からなかった。なんでこうなったのか。どうしてこんな演技が出来たのか。
真っ白な頭で上を見上げるとモニターに映し出されたのは見たくない数字と観客のどよめき。
涙も浮かんでこなかった。
何故か悔しくなかった。
どうでもよかった。
それがなぜなのかは分からない。逆に教えて欲しいくらいだった。
結局は6位という惨敗だった。
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翔夏(プロフ) - まちさん» ありがとうございます!気まぐれ更新ですがよろしくお願いします! (2019年4月2日 20時) (レス) id: 5c3465a8f7 (このIDを非表示/違反報告)
まち(プロフ) - あと一歩表彰届かないところがリアルでした!面白いです。続きが気になります。 (2019年3月31日 18時) (レス) id: fade814303 (このIDを非表示/違反報告)
翔夏(プロフ) - かなさん» 先ほど気づいて修正しました。ご指摘ありがとうございました。 (2019年3月4日 23時) (レス) id: 5c3465a8f7 (このIDを非表示/違反報告)
かな - 編集画面をよく読みオリジナルフラグをお外し下さい違反です (2019年3月4日 23時) (レス) id: d5d073bdf0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:翔夏 | 作成日時:2019年3月4日 23時