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A「ゆづくんに…ゆづくんに分かるはずない!私はゆづくんと違って努力しても結果は出ない!負けたくて負けてるわけじゃないの!」
いきなり怒鳴りだした私を目が点になるほどびっくりしながら見つめている絶対王者。
A「欲を言うなら勝ちたいよ!五輪で表彰台の真ん中に立ちたい!一番良い色のメダルが欲しいの!でも勝てないの!私はメンタル弱いし、自分の実力以上にメディアで持ち上げられちゃったの!だから…だから…。」
堪えていたはずの涙は、とめどなく私の頬を伝っていく。
結弦「ふふ笑笑」
この状態で聞こえるはずのない笑い声が聞こえて、思わず顔を上げる。
見上げたゆづくんの顔はなぜか誇らしげで
結弦「ほら、やっぱり、あるじゃん。アスリートとしての気持ち。負けたくないんでしょ?五輪の金メダル欲しいんでしょ?だったら、どんなに転んだって、どんなに怪我したって、どんな手を使ってでも掴みに行かなきゃ。」
2年前、ゆづくんが大怪我を乗り越えて、掴んだ夢は彼の絶対叶えてやるという強い想いと自信。
そして並々ならぬ努力の結果だった。
A「掴みに…いく…。」
"五輪"という選手にとって1番のビックタイトルを2度制したゆづくんのこの言葉には妙な説得力と重みがあった。
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翔夏(プロフ) - まちさん» ありがとうございます!気まぐれ更新ですがよろしくお願いします! (2019年4月2日 20時) (レス) id: 5c3465a8f7 (このIDを非表示/違反報告)
まち(プロフ) - あと一歩表彰届かないところがリアルでした!面白いです。続きが気になります。 (2019年3月31日 18時) (レス) id: fade814303 (このIDを非表示/違反報告)
翔夏(プロフ) - かなさん» 先ほど気づいて修正しました。ご指摘ありがとうございました。 (2019年3月4日 23時) (レス) id: 5c3465a8f7 (このIDを非表示/違反報告)
かな - 編集画面をよく読みオリジナルフラグをお外し下さい違反です (2019年3月4日 23時) (レス) id: d5d073bdf0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:翔夏 | 作成日時:2019年3月4日 23時