待つ宵 4

待つ宵 ページ37

また、冬が過ぎて、春がすぎて、夏が終わりを迎えようとしている。






そろそろジュンギュの誕生日だと思い出して、サプライズは苦手だから本人に聞くのが1番だと思い、







A「何か欲しいものある？」







そう直接聞いた。






ジュンギュ「うーん、特にないな笑






Aがくれたものならなんでも嬉しいけどな」








でもそう返ってきた返事に








A「なんでもいいんだよ？







私が出来ることだったら何でも」






少しため息混じりに言うと、ジュンギュが少し困ったような顔をするから







頑張って自分で考えるかと思ったその時、





ジュンギュ「あっ、ちょっと待った。







何でもいいの？」







ジュンギュがそう言うから、私もキョトンとして「うん、いいけど…」







と言うと、嬉しそうに笑って、







ジュンギュ「欲しいものはさ当日言うから、とりあえず夜、デートしよ。あの公園で。」









ジュンギュが求めてきたものはあまりにもシンプルで、何でもいいなんて言ったからもっとむちゃ言われるかと思ったのに拍子抜けした。







私がうんと頷くと、ジュンギュは満足そうに笑った。

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