待つ宵 4

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その声に恐る恐る振り返るといつもは無表情で何を考えているか分からないアサヒが両眉を下げて少し困ったような顔をしてこっちを見つめていた。









ジュンギュ「………なに？」






アサヒ「ジュンギュヒョン、ミアネ。





実は…「やめて」」






その続きを聞くのが怖くて、気づいたらアサヒの言葉を止めていたメンバー達も不思議そうにこっちを見ていて。




アサヒ「ヒョン…「ごめん。聞きたくない」」





自分が傷つきたくなくて逃げて、アサヒの傷ついた表情には知らないフリをした。自分が最低なんて分かってる。




でも、Aのことになるとどうしてもこうなってしまう自分が情けなかった。








ジフン「………………」








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練習が終わってすぐ練習室を出て、飲み物を飲みながらベンチに座って大きく深呼吸をして壁に背中を預けた。








ジフン「またくだらないことで悩んでるの？」








その言葉にパチッと目を開けると椅子のすぐ横に立ってこっちを見ているジフン。






ジュンギュ「………………」






僕の顔を見てそのまま横に座り同じように壁に背中を預ける。







ジフン「まさか、アサヒとAの間になんかあったとかそんなくだらないこと考えてるんじゃないよね？」






ジュンギュ「なんだよ。くだらなくなんかないだろ「くだらないよ」」






そう言い切るジフンはなぜか笑っていて。

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