待つ宵 4

君の気持ち ページ19

何にもやる気が起きなくて、宿舎の部屋から前よりも全く出なくなって。





心配したヒョンソギヒョンやヨシが扉を叩くけど無視を続けていたらいつの間にか叩く音もしなくなった。






そのまま3日くらい閉じこもっていたけれど、今日は全体で振り入れがあるからさすが出て行かなければいけない。私情でグループに迷惑はかけられない。






でも、出てメンバー達に会うのも気まずければアサヒに会うのはもっと気まずい。







何にもないと信じたいのに疑ってしまう自分が嫌で、アサヒに本当にAを取られちゃったらどうしようとマイナスの感情しか出てこない。







ジュンギュ「はぁー……」




大きなため息が出て、行かなきゃ行けないと思いながらも身体がしばらく動かなかった。











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ガチャっと気まずそうにドアを開ける。







ヨシ「おー、キムジュンギュやっと出てきた」




そう言っていつも通りふにゃっと笑ったヨシ。






ヒョンソク「おー、ジュンギュヤ、あんにょん」




少し安心したような顔をして挨拶してくれるヒョンソギヒョン。








僕のことを誰よりも理解してくれて、いつも通り接してくれるふたりに少し安心した。

















そのまま宿舎を出て3人で車に乗って練習室に向かった。






ゆっくりと練習室のドアを開けると中からの視線が一気にこっちに向く。






ジョンウ「おーヒョンじゃん！」


ジェヒョク「ヒョン、部屋から出てこれたんだねー」






きっと理由もよくわかっていないメンバーたち。体調が悪かっただとか思ってるんだろうと思うけれど今はそれが心地よかった。








少しほっとしていると






「ヒョン」








今1番聞きたくなかった声が聞こえた。

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