待つ宵

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A「…アサヒさんの音楽聞いててもいいですか？




………あっ、全然変なことはしないですし、その、k-popにはあまりない感じだったので、今後の参考にしたいなと思って…」





いきなり部屋に入って、いきなりそんなこと言うのはやっぱり失礼かなと思いだんだん語尾が小さくなる。



















アサヒ「……………Aさんは音楽が好きですか？」










無口だった彼がいきなり口を開いたと思ったら、思ってもいなかった質問に思わず目をぱちくりする。





それでも無表情で見つめ返してくる彼に














A「大好きです。



















…私は音楽がないと生きていけないと思います。」






そう返すと















アサヒ「じゃあ、………僕と一緒ですね。」






少しだけ柔らかく笑ってそう言って、そのままパソコンに向かったアサヒさんが







ほんの少しだけ心の扉を開いてくれた気がして嬉しかった。

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