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一気にザワつく練習室。
私は私で突然のことに頭が追いつかず
ヤンサ「以上だ。」
そう言って出ていった社長をすぐには追えなかった。
だんだん頭が追いついてきて、ハッとして
私をぽかんとした顔で見つめる男子の練習生にとりあえず頭を下げて社長を追いかける。
A「社長!」
私の必死に呼び止める声にゆっくりと足を止めた社長。
A「どういうことですか?私が携わるのは曲だけじゃ…「さっき決めた」…え?」
ヤンサ「さっきお前が練習生達を見つめる目を見て決めた。
お前は絶対プロデューサーに向いてる。」
それだけ言ってまた歩き出した社長を追いかけることが出来なくて、
その場に呆然と立ち尽くした。
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Aがはっとして社長を追いかけて行ったあと、ザワつく練習室。
「あの人作詞作曲もできるんだね」
「MIXNINEのときも凄かったもんな」
そんな言葉が飛び交う中、驚いたような傷ついたようなAの顔が忘れられなくてAが出ていったドアをじっと見つめていると
ジフン「ジュンギュヤ、」
そう呼ばれて、はっとして自分の目線を戻す。
何でAは嬉しそうじゃないんだろう。
こんな出世なんかないのに。
事情を何も知らない僕は、Aの気持ちが分からなかった。
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カシューナッツ(プロフ) - はりやっこさん» ありがとうございます!ジュンギュとの純愛系を書きたかったのに意外と重ためになってしまいました笑 これからも更新頑張ります! (2023年2月2日 23時) (レス) id: 52bb3a2b13 (このIDを非表示/違反報告)
はりやっこ(プロフ) - ずっとジュンギュのお話を読みたかったので凄く嬉しいです!読むたびに、ドキドキしっぱなしです〜!続きも楽しみにしてます(o^^o) (2023年1月31日 22時) (レス) @page48 id: 53d6058391 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:カシューナッツ | 作成日時:2022年10月29日 18時