安定剤 ページ19
ジュンギュの部屋らしき場所に入ると、ジュンギュはハッとしたように引っ張っていた私の腕を離す。
そこ座って言われ、2段ベッドの下のところに座るとジュンギュも人一人分位の間を開けて座る。
その距離感が寂しくて
A「…何で避けるの?」と聞くと、
ジュンギュ「避けてないよ」
そう言うから距離を縮めるとやっぱりちょっと離れるから、
A「やっぱ避けてる」
ジュンギュ「避けてない。
…この前みたいに泣かせたくないだけ」
その言葉に、やっぱりこの前のことを気にしてたんだと思いつつ、どうしようかと考える。
でもやっぱりちょっとひねくれた考えには、真っ直ぐにぶつかるしかないと、立ち上がってジュンギュが座るベッドの前に立つ。
ジュンギュ「何するの?」
と少し驚きながら聞くジュンギュの前に膝をついて前から抱きしめる。
それでも背中に腕を回してこないジュンギュに
A「大丈夫。怖くないよ。こんなに優しいジュンギュのこと怖いわけないじゃん。
あの時はびっくりしただけ。
…練習辛かったんだよね。
知ってるよ。ジュンギュが努力してることも、全力尽くしてることも。
優しいし、かっこいいし、意外と冷静だし、努力家で、何でも一生懸命だよね。でも面倒くさがりで、優柔不断で、ちょっと抜けてるとこも大好きだよ。
良いところばっかりなのにジュンギュ自身が自信なくてどうするの?笑
世界中に自慢したいくらいだもん。ジュンギュってすごいでしょ?って。
ジュンギュの辛いことが無くなるなら、私ができることは何でもするし、
他に夢が見つかったんだったら全力で応援する。
良いことがあったら一緒に喜ぶし、何か悲しいことがあったんだったら一緒に悲しむよ。」
そこまで言った時、遠慮がちに背中まわった腕。
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カシューナッツ(プロフ) - はりやっこさん» ありがとうございます!ジュンギュとの純愛系を書きたかったのに意外と重ためになってしまいました笑 これからも更新頑張ります! (2023年2月2日 23時) (レス) id: 52bb3a2b13 (このIDを非表示/違反報告)
はりやっこ(プロフ) - ずっとジュンギュのお話を読みたかったので凄く嬉しいです!読むたびに、ドキドキしっぱなしです〜!続きも楽しみにしてます(o^^o) (2023年1月31日 22時) (レス) @page48 id: 53d6058391 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:カシューナッツ | 作成日時:2022年10月29日 18時