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No.4☆ ページ5

つまりこの一連のイジメの加害者、というわけ。暴言吐くときも常に敬語だから、ちょっと怖い。ただ、どんなに怖くても自分からKZを抜けることは絶対に無い、と思う。

黙りこくってる私に痺れを切らしたのか取り巻きが言った。

取り巻き1「ちょっと、何か言ったら?」

毎回何も言わないのに今日だけ言う、とか無いから。

取り巻き2「あんた、まだKZと居るの?」

取り巻き3「釣り合って無いんだよ!」

そんなこと、あんた達に言われなくてもわかってる。

取り巻き4「KZの周りから消えて。目障り」

取り巻き2「どうせKZに媚び売ったんでしょ?」

売るわけ無いじゃん。

いつもと変わらない言葉を聞き流しながらボーッとしていると、後藤がフッと笑った。いや、嗤った。

後「まぁ、立花さんって大人しいし、自分から言い出せないんでしょう?」

すると、取り巻き達も嗤った。

取り巻き3「じゃあ、私達ヤサシイから代わりに手伝ってあげる!」

え、何を?

後「楽しみにしててくださいね。立花さん。」

そう言い残し、後藤達は引き上げて行った。

その後ろ姿を見送りながら私は得体の知れない恐怖心を感じていた。

そして資料室から出るとマリンが駆け寄ってきた。いつも、待っててくれるのだ。

マ「立花!大丈夫だったか?」

声を押さえながら聞いてきたマリンにいつもの様に「大丈夫」と、言おうとした。だが、言えなかった。得体の知れない恐怖心はまだ、私の心から消えなかった。

マ「立花?」

彩「マリン…助けて…」

場所を中庭に移し、途中の自動販売機で買ったスポーツドランクを、ベンチに座って飲みながら、ポツリ、ポツリとさっきの事を話した。マリンはただ聴いてくれた。そして話し終わるとマリンは「そっか」と言って続けた。

マ「大丈夫、何があっても私だけは味方で居るからな!」

気づけば頬が濡れていた。私が泣いたのでマリンは慌てた。

マ「え、ちょっ、大丈夫か?!」

そんなマリンに微笑み、言った。

彩「ありがと…!」

そして、その日は何事もなく、1日が過ぎた。だから大丈夫だと思った、本当の悲劇はここからなのに……

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月夜星 - 続きを楽しみにしています! (2022年7月22日 22時) (レス) @page36 id: ee3f97685f (このIDを非表示/違反報告)
- 面白かったです。最新待ってます! (2022年4月13日 19時) (レス) @page36 id: f93041da04 (このIDを非表示/違反報告)
雪華桜(PCの方から失礼します!) - 続きが気になります!作者様のペースで焦らずに頑張って下さい!!楽しみにしてます!!!! (2021年11月21日 16時) (レス) @page36 id: e65117848e (このIDを非表示/違反報告)
リン - 続き、楽しみにしているねー (2021年11月15日 19時) (レス) @page36 id: a6b1297b7c (このIDを非表示/違反報告)
雷花(プロフ) - マリンさん» ありがとうございます!こんな語彙力皆無な私ですが、これからも良ければ応援してください!返信遅れてすみませんm(_ _)m (2021年10月21日 1時) (レス) id: fb6d4f8602 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:雷花 | 作者ホームページ:http://commu.nosv.org/p/sorsamoyou1112  
作成日時:2021年5月1日 22時

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