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もし赤ずきんが仕事人だったら… ページ2

赤ずきんが狼と森で会う場面&狼に襲われる場面にて


「赤ずきんちゃん、森でお花でも摘んでいったらどうかな?」

森で出会ったら狼は赤ずきんに話しかけます。

狼は赤ずきんがお花を摘んでいるうちに、

おばあさんを食べてしまうのが目的でした。

しかし…

「私のうしろに立つような真似はやめて、

 私はうしろに立たれるだけでも嫌なのよ。

 貴方の目的も、今私を言葉で罠に

 かけようとしていることも分かってるわ。
 
 罠というものは、相手に不信感を抱かせないで嵌めるものよ。」

赤ずきんは頭巾で隠れていた猟銃をちらつかせます。

しかしながら狼は、その言葉を無視しおばあさんの家へ行きました。

おばあさんの家におばあさんは居ませんでした。

狼はおばあさんは諦めて、赤ずきんを待ちます。

そうしてお馴染みの質問をするのです。

「おばあさんの耳は大きいのね。」

「お前の声を聞くためさ。」

「目も大きいのね。」

「お前をよく見るためさ。」

「どうして口がそんなに大きいの。」

「それはお前を食べるためさ。」

狼は赤ずきんに襲いかかります。

「ドンっ!」

途端、銃の音が部屋に鳴り響きます。

馬鹿な狼、赤ずきんが銃を持っていることを忘れていました。

狼はバタリと倒れ、呼吸を止めました。
 
「人を殺す時にはつまらないおしゃべりを

 している前にとどめをさすことね。」

赤ずきんは自らの頭巾にまた、猟銃を隠します。

「…今日の夕飯は狼のお肉、かしらね。

 硬いらしいからしっかり煮込まないといけないわ…。

 おばあさまには避難してもらったし、依頼は完了ね。

 この森で人を襲っていたという狼の退治…。

 次の依頼に備えて今日は帰るわ。」

独り言を呟きながら、赤ずきんは次の依頼へと歩みを進めます。


可愛さの欠片もない仕事人、こんな赤ずきんは嫌だ!


―――――――
作者

赤ずきんに登場する猟師が赤ずきん自身だったら…から生まれました

平和は守るもの、ですね。

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作者名:涼野紫乃 | 作成日時:2020年9月23日 0時

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