義勇さん好きもっと集まれ！義勇さん短編集〜 第２弾

一緒に誕生日を過ごしてみたら… ページ49

―in屋敷―

(名前)「ただいま帰りました〜。」

義勇「(名前)、ご苦労だったな。風呂はもう湧いているぞ。」

出迎えてくれたのは隊服ではなく、

鮮やかな青色の着物に身を包む義勇さんだった。

(名前)「はい！」

温かいお風呂で悲鳴をあげていた体を休めた。


(名前)「義勇さん、鮭大根用意しますね！」

義勇「あぁ。」

鮭大根を含む夕餉を机に並べてから食事を始める。

(名前)「義勇さん！」

義勇「なんだ。」

きっと義勇さんも喜んでくれるはず…。

(名前)「お誕生日おめでとうございます！」

そう告げた途端、義勇さんは困惑したような表情をした。

義勇「今日は記念日ではないのか。」

きねんび…記念日!?

(名前)「え、いや…記念日なんて決めてましたっけ？」

義勇さんの鮭大根を口に運ぶ箸がピタリと止まる。

なんか勘違いをしていたらしい義勇さんは一から話してくれた。

義勇「自分の誕生日などすっかり忘れていた。

　 そうか、胡蝶たちのあれは誕生日の贈り物…。」

記念日だと思っていた義勇さんは私に高価な着物を贈ってくれた。

義勇さんの誕生日なのに私がもらっちゃっていいのかな。

義勇「よく似合っている。

　 気にするな、(名前)の喜ぶ姿が俺にとっては一番だ。」

ぽっと頬が紅をさした、上手く義勇さんが見られない。

(名前)「義勇さん、私からも贈り物があります…。」

面映ゆさを隠せないままで、義勇さんに贈り物を渡した。

義勇「これは…懐中時計。それも随分いいつくりをしているな。」

興味深そうに懐中時計を見ている…嬉しそうでよかった。

それからお互いの贈り物について話をした。

義勇「(名前)、贈り物で服を贈る意味を知っているか。」

(名前)「いえ、気になります！」

義勇さんは妖艶な笑みを浮かべてから、私の着物の襟元に触れた。

義勇「…その服を脱がしたい、だ。」

気づいたときには視界は逆転していた。

今夜は少し激しかった。

噛みつくような口づけ、

少しずつ露わになる肌、

囁かれる甘い言葉、

全てが愛おしくて虜になった。


義勇「誰かに誕生日を祝われるのは久々だ。」

同じ布団で義勇さんがそう呟いた。

(名前)「これからは当たり前になります。

　 来年も再来年も、そのさきもずっと…。」

微笑みをみせると、再び唇を重ねた。

――――義勇さん、生まれてきてくれてありがとう。

机の上にある義勇さんが贈ってくれた

赤いゼラニウムが幸せそうに微笑んでいた。

エピローグ＋おしらせです！→←一緒に誕生日を過ごしてみたら…

• 金　運: ★☆☆☆☆
• 恋愛運: ★★★☆☆
• 健康運: ★★★★★
• 全体運: ★★★☆☆

ラッキーアイテム

鮭大根

義勇さんに○○してみた、されてみた、一緒にしてみた！

義勇さんにプロポーズされてみた！

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