甘えられてみたら… ページ38
(名前)「義勇さん、今日は天気がいいですね。」
義勇「…そうだな、膝は痛くないか。」
今はお昼前、縁側で日向ぼっこをしている。
ちなみに義勇さんは私の膝の上だ。
(名前)「大丈夫ですよ、でもやっぱり…少し恥ずかしいですね。」
別に素肌に直接、とかではないんだけど
義勇さんの髪が、顔が、声が…
いつもよりずっと近くて、いつもより義勇さんを感じる。
義勇「昼餉は、鮭大根が食べたい。
俺も手伝う、作ってくれないか。」
(名前)「もちろん、そのつもりでしたよ。
美味しいの、作りますからね。」
それから少し2人で話し込んでいると、義勇さんが静かになった。
もしかして…寝ちゃたのかな。
ふと目の前にある義勇さんの黒髪にとても心を引き寄せられる。
眠ってるんだよね、なら、少しだけ…。
黒髪にゆっくり手を伸ばした。
サラサラ、柔らかい。
もっとチクチクしてると思ったけど、好きだなこの感じ…。
笑みがこぼれて、義勇さんの黒髪を手櫛でとかした。
今なら、普段言えないことも言えるかもしれない。
我慢はしていないけど恥ずかしくて伝えられないこと
というのはやっぱりたくさんあるものだ。
だから今だけ、伝えたいことを伝えよう。
(名前)「義勇さん、寂しい思いをさせてすみません。
でも私も、貴方がいない時は寂しいんですよ。
だから今日は、お互い遠慮しないで…
言いたいこと、したいこと、しましょうね。
これからもずっと一緒です。大好きですよ、義勇さん。」
耳元でそう呟いてから、義勇さんの黒髪に口づけをした。
義勇「俺も(名前)が好きだ、愛している。」
―――――っ!?
(名前)「え、義勇さん!?起きて――――――」
「ドサっ」
座っていた縁側から押し倒されて、
畳の少し柔らかい感覚を背中が覚える。
義勇「騙しているつもりはなかった。
しいて言うなら、今日は…(名前)が悪いぞ。」
私の視界を釘付けにさせる義勇さんの
頬はほんのりと紅に染まっていて、
私もつられるように顔が、体が、熱くなった。
(名前)「まだ、お昼…なんですよ。」
手で赤くなっているであろう顔を隠した。
すると、義勇さんは妖艶な笑みを見せた。
義勇「そうだな。安心しろ、今日は皆任務にでている。
それに本当に嫌だと感じるのなら、
抵抗の一つでもしてみたらどうだ。
今の(名前)は言葉ばかりだ。
表情や体は欲しているようだぞ。」
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーアイテム
鮭大根
義勇さんに○○してみた、されてみた、一緒にしてみた！
義勇さんにプロポーズされてみた！
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涼野紫乃(プロフ) - 梅干し太郎さん» ありがとうございます！第一弾でもコメントしてくれましたよね！是非新作のほうも読んでいただけると嬉しいです(*´▽｀*) (2020年1月15日 6時) (
レス) id: 7af1ab1bb6 (このIDを非表示/違反報告)
梅干し太郎 - 最後グッジョブです。めっちゃええ。特に一番上の行が好き。尊い。 完結おめでとう御座います！面白い作品有り難う御座いました！お疲れさまでした！ (2020年1月15日 4時) (レス) id: 2e6efde964 (このIDを非表示/違反報告)
涼野紫乃(プロフ) - 華鈴さん» 完結までありがとうございました〜。新作もよろしくお願いしますm(_ _)m (2020年1月12日 16時) (レス) id: 7af1ab1bb6 (このIDを非表示/違反報告)
華鈴(プロフ) - 完結おめでとうございます！とても見ててドキドキしました！お疲れ様でした！ (2020年1月12日 13時) (レス) id: 6d97d4a66b (このIDを非表示/違反報告)
涼野紫乃(プロフ) - 華鈴さん» おめでとうございます！これからもこの作品や他の作品をよろしくお願いしますm(_ _)m (2020年1月4日 20時) (レス) id: 7af1ab1bb6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：涼野紫乃 | 作成日時：2019年12月7日 21時
