喧嘩したら… ページ23
その日の夜は眠れなかった。
苦しくて、辛くて、暗れ惑う。
何がしたかったのだろう、何を言いたかったのだろう…。
義勇さんも、私も、言葉足らずで…不器用だ。
明日から義勇さんにどんな顔をすればいいんだろう。
考えても何も見いだせないまま、私は夢に溺れた。
―次の日―
暁方、パッチリと瞼が開いてしまった。
まだ眠っていたいのに、眠れない。
仕方なく起き上がると、泣きぬれていることに気がついた。
(名前)「こんな時、義勇さんがいたらな…。」
と、原因になっている彼のことを思い出す。
今日も任務はあるし稽古はあるんだ、しっかり…しないと。
―No side―
喧嘩のことがあっても2人は任務に支障をださなかった。
しかし、それが更にお互いを苦しめた。
『自分がいなくても大丈夫なのだ』と、思わせてしまったのだ。
数日たって2人は、仲を取り戻すために―――――。
―(名前)side―
私は後悔していた、義勇さんの言葉を遮ってでも
自分の言いたいことを言えばよかったんだ。
でも義勇さんは私がいなくても何も変わらないみたい。
？「おい(名前)、お前最近大丈夫かァ。」
後ろから義勇さんとは違った少ししゃがれた低い声が聞こえた。
(名前)「不死川さん、あの…聞いてくれますか。」
私より身長の高い不死川さんとしっかり目を合わせた。
自分の屋敷に不死川さんを招いて、
縁側で数日前のあの喧嘩のことを話した。
不死川「そりゃァ冨岡のやつがわりぃな。
俺だったらもっと問い詰めてる。
あいつは言葉がいつも足りねぇんだよ。」
不死川さんは義勇さんが悪い、というけど
向けられた言葉には自分も当てはまる気がした。
(名前)「でも私も、もっとちゃんと伝えればよかったです。」
不死川「振りきれず後悔してるつうことは
まだ取り戻せるって思ってる証拠だァ。
任務に支障がでてねぇのが一番だが
自分の気持ち、抑え込みすぎんなよ。
もう任務の時間だ、俺は行くぜ。」
立ち上がった不死川さんは私の頭をポンっと
撫でて、屋敷から出ていった。
そうだよね、ちゃんと、もう一度、義勇さんと話そう。
―義勇side―
俺は後悔していた、(名前)の声にもっと耳を傾ければよかった。
(名前)は何かを話たがっていたじゃないか。
でも(名前)は俺がいなくても任務に支障をきたしていないようだ。
胡蝶「冨岡さん、何故私の屋敷にいるんですか。
怪我していませんよね。」
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
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ラッキーアイテム
鮭大根
義勇さんに○○してみた、されてみた、一緒にしてみた！
義勇さんにプロポーズされてみた！
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涼野紫乃(プロフ) - 梅干し太郎さん» ありがとうございます！第一弾でもコメントしてくれましたよね！是非新作のほうも読んでいただけると嬉しいです(*´▽｀*) (2020年1月15日 6時) (
レス) id: 7af1ab1bb6 (このIDを非表示/違反報告)
梅干し太郎 - 最後グッジョブです。めっちゃええ。特に一番上の行が好き。尊い。 完結おめでとう御座います！面白い作品有り難う御座いました！お疲れさまでした！ (2020年1月15日 4時) (レス) id: 2e6efde964 (このIDを非表示/違反報告)
涼野紫乃(プロフ) - 華鈴さん» 完結までありがとうございました〜。新作もよろしくお願いしますm(_ _)m (2020年1月12日 16時) (レス) id: 7af1ab1bb6 (このIDを非表示/違反報告)
華鈴(プロフ) - 完結おめでとうございます！とても見ててドキドキしました！お疲れ様でした！ (2020年1月12日 13時) (レス) id: 6d97d4a66b (このIDを非表示/違反報告)
涼野紫乃(プロフ) - 華鈴さん» おめでとうございます！これからもこの作品や他の作品をよろしくお願いしますm(_ _)m (2020年1月4日 20時) (レス) id: 7af1ab1bb6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：涼野紫乃 | 作成日時：2019年12月7日 21時
