義勇さん好きもっと集まれ！義勇さん短編集〜 第２弾

喧嘩したら… ページ19

★

(名前)「雪の呼吸、壱ノ型 残雪斬り！」

よし、これで十。

この調子で…！

後ろからだったから油断していた、

気配は感じていたけど動けなかった。

やばい、死ぬ…。

義勇「水の呼吸、肆ノ型 打ち潮！」

背後にあった禍々しい気配が消えた。

安心したのかちからぬけていって、その場に座り込んだ。

血振りをし、鞘に刀をおさめた義勇さんは

私に手を差しのべた。

義勇「無事か、腕…かなり傷手だな。

　 手当をする、見せてみろ。」

言われたとおり義勇さんに赤が滴る左腕を見せた。

すると、どこからか取り出した手ぬぐいで傷を包んだ。

白はジワジワと朱殷に染まっていく。

(名前)「ありがとうございます。今度洗って返しますね。」

一言返事をして、私たちは屋敷へと戻った。


(名前)「はぁ…。」

義勇さんがお館様に今日の任務の報告に行っている間、

一人の空間で重苦しい溜息をこぼした。

最近ぎゆうさんに助けられてばかりな気がする。

弱くなってる…ってわけではないけど。

雪の呼吸は今現在は玖ノ型までしかない。

新しい技をあみだせば、もっと強くなって

義勇さんや、ほかの柱の人たちにも
　
迷惑をかけなくてよくなるかもしれない。

私は守られる側じゃない、

鬼に怯える人たちを守る側、戦う側なんだ…！

そうだ、呼吸ならあの人に教わるが一番かも。

とある人を思い浮かべたところで、

屋敷に義勇さんが帰ってきた。

(名前)「義勇さん、お帰りなさい！」

義勇「あぁ、腕は大丈夫なようだな。」

義勇さんが屋敷に戻ってきてから、一緒に夕餉のしたくを始めた。

よし、義勇さんをも守れるようにならなきゃ…！

と夕餉のしたくをしている義勇さんの隣で、明日に闘志を燃やした。


―次の日―

(名前)「無一郎くん！」

時透「(名前)さん、なに。」

私の雪の呼吸は、無一郎くんの霞の呼吸が源流となっている。

だから元の霞の呼吸を使う無一郎くんに

稽古をつけてもらえばもっと強くなれると思う。

それに無一郎くんはまだ14歳なのに

たった二ヶ月にして柱になっている。

信用度はかなり高い。

でも無一郎くんとは一回合同任務で

ご一緒しただけであまり話したことがないな…。

(名前)「新しい技のために稽古をつけてほしくて。

　 無一郎くんの霞の呼吸は源流だしさ？」

この時、私は知らなかった。

彼からどう思われているかなんて。

喧嘩したら…→←おしらせ＆作者からです！

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