義勇さん好きもっと集まれ！義勇さん短編集〜 第２弾

逢引してみたら… ページ16

義勇「(名前)、こっちを向け。」

紅葉をジーと眺めながら、

色々考えていたら義勇さんの声が私を現実へ戻した。

(名前)「どうしました？」

言いながら義勇さんの方を向いた――――。

「チュ」

ふいにおとされる口づけ。

口元はほんのりとあんこの味がした。

義勇「…甘いな、あんこの味がする。」

まるで呼吸をつかった時みたいに体温が上昇する。

きっと顔は紅葉のように真っ赤だろう。

手で隠したい…けど、義勇さんの透き通った瞳から

目が離せない。

「ドサっ」

優しく、でも少し強引に、座っていた布の上に押し倒される。

(名前)「義勇さ…、今日は！」

今日は2人で話をしたり、美味しいものを食べたり…

のんびり過ごしたかった。

義勇「そうだな。今日は2人でのんびりしたい…だったな。

　 だか(名前)、今のお前の表情はまんざらでもないようだぞ。

　 本当は望んでいたんじゃないのか、こうなることを。」

違う、そう言いたいけど口は動かない。

私はのんびりと過ごす日々も好きだと思った。

でもやっぱり、こうなることを…望んでいた。

甘い口づけを、触れる白くて細長い指を、

耳元で囁かれる低くて安心感のある声を、

向けられる妖艶な笑みを、気に入っていたのだと思う。

だか、思いどおりの日でなかったとしても、抵抗はしなかった。

(名前)「んっ…！」

口づけをしたまま、隊服よりもはだけやすい着物から

のぞかせた太ももをスルスルと、細長い人差し指が下へ下へと撫でる。

抑えきれなくなった甘い声をもらすと、

今度は確かにがっちりと、大きくゴツゴツした手が太ももを触る。

義勇「太もも、弱いんだな。」

弱点を見つけた義勇さんは悪戯を覚えた幼子のように

触る手を止めない。

(名前)「義勇さん…！ここ、外なんですよ…！」

体は抵抗する気など残っていなかったが、

口はまだその気が残っていたようだ。

すると、さっきまでの幼子のようだった義勇さんが

急にとても大人っぽく見えた。

義勇「誰も見ていない。

　 それにここでやめたとして、(名前)は満足できるのか。」

ピクリと体が震えた。

満足できなかったから、抵抗できなかったから、今こうなっているんだ。

(名前)「できるわけ、ないじゃないですか…！

　 義勇さんのせいで、私はどんどん欲張りになっていきます。」

目尻を濡らして、恥ずかしさでいっぱいになった。

でも、そんな私も貴方に見てほしいんです。

逢引してみたら…→←逢引してみたら…

• 金　運: ★☆☆☆☆
• 恋愛運: ★★★☆☆
• 健康運: ★★★★★
• 全体運: ★★★☆☆

ラッキーアイテム

鮭大根

義勇さんに○○してみた、されてみた、一緒にしてみた！

義勇さんにプロポーズされてみた！

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す