義勇さん好きもっと集まれ！義勇さん短編集〜 第２弾

逢引してみたら… ページ15

(名前)「味…どうですか？」

義勇「あぁ美味い、手伝えなくて悪かったな。

　 やはり俺は(名前)の作る料理が好きだ、ありがとう。」

『ありがとう』、その言葉をもらえることが

何よりも嬉しくて、作ってよかったと思える。

(名前)「あ、義勇さん！あれ、持ってきましたよ〜！」

『あれ』が分からないようでキョトンとした表情を

浮かべる義勇さんを見て、私は更に楽しくなった。

まぁ義勇さんには秘密だったからね！

義勇さんが持ってくれていた荷物の中から、

白い風呂敷に包まれた箱を出す。

箱はまだしっかりと生温かい。

パカっと箱を開けてみせると、

中のものに義勇さんは目を輝かせた。

義勇「ここまで…どうやって？」

中には義勇さんの大好物な鮭大根。

しかし義勇さんは私がこれをどうやって

此処まで持ってきたのかは、考えても分からないらしい。

(名前)「義勇さんが甘味処でお金を払ってくれている時、

　 好きに見ていいって言ってくれたじゃないですか。

　 その時に買ってきました！

　 すぐ近くにあったので…、

　 義勇さんは気づいてないみたいでしたけど。」

私が悪戯な笑みを浮かべると、

ピクっと動揺の動きを見せる義勇さん。

ふふ、かわいい…。

(名前)「屋敷で作って持っていくと

　 冷めてしまったり、味がおちてしまうので。

　 本当は店内で食べるのが普通なんですけど、

　 店主にお願いしたら風呂敷もつけてくれました！」

私は少しだけ義勇さんへの鮭大根をもらった。

口の中でだし汁が広がり、大根や鮭のうまみを感じた。


(名前)・義勇「ごちそうさまでした。」

両手を合わせて、満足気な息をもらした。

浮葉は川の流れに逆らうことなく、穏やかに流れている。

(名前)「義勇さん、さっき買ったお饅頭食べませんか？」

景色を見ている義勇さんの肩を優しくたたき、声をかける。

義勇「あぁそうだな。選ぶか？」

甘味の入っている箱を開けてみると、

甘い香りがふわっと広がる。

(名前)「じゃあ…これがいいです！」

指さした和菓子をちょこんと手にのせてくれる義勇さん。

口に含むと、本当に一口だけなのにとても甘く感じた。

義勇「あの甘味処はやはりいいな。また買いに行きたいものだ。」

義勇さんも頬を緩ませた。

こんな幸せでのんびりとした日々が続くといいと思う。

でもそのためには鬼を殲滅しなければならない。

明日からはもっと頑張りたいな…。

逢引してみたら…→←逢引してみたら…

• 金　運: ★☆☆☆☆
• 恋愛運: ★★★☆☆
• 健康運: ★★★★★
• 全体運: ★★★☆☆

ラッキーアイテム

鮭大根

義勇さんに○○してみた、されてみた、一緒にしてみた！

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