義勇さん好きもっと集まれ！義勇さん短編集〜 第２弾

一緒にお風呂に入ってみたら… ページ11

義勇「俺も(名前)が好きだから、無理はさせたくない。

　 それは体ももちろんだが気持ちもだ。

　 だから今日はそこまではしない、大切にする。

　 俺に…(名前)の全てをゆだねてくれないか。」

少しだけ震えていた手をとって、コクリと頷いた。

重なる唇は始めから食べられるみたいに深くて、

銀色の糸で繋がれていた。

汗みずくになった私の肌を滑る細長い義勇さんの

指は上からだんだん下へと撫でていく。

気持ちがよくて、つい甘い声が漏れる。

まだお風呂での熱さが残っているのか、

気持ち良すぎるせいか、

もう何も分からないくらいクラクラとした。

そんな意識のなかでうるんだ瞳に義勇さんをとらえる。

義勇「(名前)、愛している。

　 そう遠くないうちに最後までできるといいな。

　 その時は俺たちの体と気持ちが無理をしていない時だろう。」

大きな背中に腕を回して、「はい」と微笑んで夜を明かした。


義勇「起きろ、今日はまだ学校があるぞ。」

(名前)「はぁい、起きます…。」

まだしっかりと覚めない意識の中で

義勇さんにキスをされて一瞬で目が覚めた。

目覚まし時計なんて義勇さんがいれば、必要ないかもしれない。


(名前)「手、本当に大丈夫ですか？」

義勇「あぁ、少し良くなった。」

準備を整えた私たちは、快晴の空の下を

並んで歩きながら色々なことを話した。

(名前)「そういえば昨日のことなんですけど、

　 無理はお互いにしないようにって

　 約束ともう一つ足して我慢しないも約束してください。

　 義勇さん、本当は毎日独りでいるの寂しいんじゃないですか。

　 昨日私といるとき、少し不安そうだったので…。

　 私言ってくれたらいつでもお泊りしますから！」

義勇「…(名前)には敵わないな。

　 なんならこのままうちに住んでしまうか。」

冗談だと思うけど、冗談っぽく聞こえない

義勇さんに対して顔をボンっと赤くすると

義勇さんは「冗談だ。」と笑みをこぼしながら

私より少し先を歩いた。

そんな彼の姿をまた愛おしく思いながら、

いつかそう遠くないうちに来るであろう

『最後までできる日』のことを恥ずかしいながらも

待ち遠しく思い、義勇さんの後を小走りで追いかけた。

逢引してみたら…→←一緒にお風呂に入ってみたら…

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義勇さんに○○してみた、されてみた、一緒にしてみた！

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